大阪府高石市 市議会議員 山敷めぐみ

山敷めぐみ(高石市議会議員)

9月議会、21日(木)に閉会

2023年09月23日

【↑一般質問中の動画より】

21日㈭で9月議会が閉会しました。決算認定には反対し、それ以外の議案には賛成。最終日は一般質問を行いました。

会期中には畑中市長から「学校給食の無償化については3学期も継続する」とのお話がありました。本当に良かったです!来年度については公約にもあった通り、まずは中学校給食の無償化から取り組む、とのことでした。

反対した決算は、前市長の政策が大きく反映されたものです。今までもずっと指摘してきた通り、過大なコンサルタント料や費用対効果が明確ではない施策への継続的な税金の投入などを指摘し、反対の討論を行いました。

一般質問では「大阪水道企業団への水道事業統合には反対である」との観点から、水道料金の事、災害時の指揮命令系統の事、などを質疑。黒字続きで20億円以上の現金預金を持つのは公営企業法の主旨に反しているのでは?料金を取り過ぎてるのでは?という指摘もしました。

大阪水道企業団、というのは2010年度までは大阪府営水道でした。それが企業団に姿を変えましたが、行っているのは「用水供給事業」。つまり淀川から取水して浄水して各市町村に供給する事業です。高石市水道事業は各家庭などへの「末端給水」を担っており、企業団から購入した水を市内の各所に水道管を通して給水しています。ちなみに大阪市は自前で取水・浄水・送水を行っており、さらには各家庭への末端給水も行っています。

という中で、企業団が「末端給水までやりますよ~」というのが「事業統合」です。

【既に事業統合している14市町村(企業団水道ビジョンより)】

統合されてしまうと水道事業に関連する施設などは全て企業団の所属になり、職員も高石市職員ではなく企業団職員になります。災害時も市長の指揮命令系統からは外れます。また高石市に水道料金の決定権はなくなります。遠い将来ですが水道料金の府内統一も目指す、とされています。

もちろんメリットもあります。管路更新事業などが広域で進められるようになり工事費用が抑えられる、とか、統合補助金が貰える、とかです。また統合してもしなくても水道料金は値上がりするのですが、その値上がり幅が抑えられる、とかもあります。

メリットとデメリットを比較衡量したら、私は現時点ではデメリットの方が大きいと考えます。

将来、大阪市も企業団に入る、とか、堺市が事業統合する、という段階になれば、メリットの方が大きくなると思うので、その時に考えれば良いのではないでしょうか。

さて、今議会の「議会報告会」を行います。10月28日(土)13時~東羽衣公民館1階集会室、11月4日㈯13時~中央公民館1階会議室です。ぜひご来場いただき、ご意見をお聞かせください<m(__)m>

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