ごみ処理施設、移転??
2023年02月03日
今日は泉北環境整備施設組合議会(こちら)の傍聴に行きました。ゴミ処理を担当している一部事務組合(こちら)です。高石市・泉大津市・和泉市の3市で構成しています。管理者が阪口市長。副管理者が和泉市長の辻氏と泉大津市長の南出氏です。議会も3市から5人ずつ議員が出ています。
傍聴に行った理由は、ごみ処理施設移転のための「用地選定業務委託」の予算が計上されると聞いたから。移転?どこに??ということが気になったんですが…。
議論の中で他市の議員から、阪口市長が現在配布している「シンロクネット新聞」の内容への言及が。「焼却炉の臨海コンビナート移転」と書かれている部分があることを指摘され「場所の移転ありきではないのか」「議会に基本構想の報告すらしていない段階での予算計上は時期尚早では」と疑問の声が出ました。阪口管理者は「市長としてと管理者としては立場が違う」などと答弁していました。そんな理屈が通るのか、と思いつつ傍聴。3人の市長からそれぞれ「ゼロベースで検討する」という主旨の答弁がありましたが、結局採決では可否同数、議長裁決において否決となりました。
するとすぐに休憩に入り、約20分後には用地選定業務関連予算(委員報酬27万円+選定業務委託料1330万円)を削除した予算案が提出され、すんなり可決。これは一事不再議にあたらないのかなぁ、と思いつつ傍聴していました。
私は、ごみ焼却施設を津波被害が想定されている臨海部に移転することには大きな疑問を感じています。災害が発生した時に出る大量の被災ごみの行き先が無くなることが想定されるからです。
ともあれ、用地選定業務についての予算は削除されたので、今後の方向性について注視していこうと思います。