大阪府高石市 市議会議員 山敷めぐみ

山敷めぐみ(高石市議会議員)

水道の事業統合って?

2022年12月24日

【マルイト谷町ビル内】

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昨日は谷町2丁目にある大阪広域水道企業団事務所に、「水道勉強会」メンバーの府内各市町議員のみなさんと一緒に行って来ました。

水道事業は大きく分けて「用水供給事業」と「末端給水事業」に分けられます。高石市は大阪広域水道企業団から「用水供給」を受けて(=水を購入して)います。そして高石市として「末端給水事業」を行い、私たちの家庭に水が届きます。つまり水の卸売業者=企業団。小売業者=高石市という感じでしょうか。

そして高石市が行っている小売業者の業務を再来年度に広域水道企業団に統合する、という流れが進んでいます。それが本当に市民生活にプラスになるのか、について色々と考えています。

一方、広域水道企業団では「将来ビジョン」を策定して、今後30年間で府内での末端給水事業の統合を目指しています。そのビジョンの説明を聞きに行って来ました。ビジョンについては現在パブリックコメント募集中です(こちら)。

私が聞きたかった事は大きく二つ。ひとつは「このビジョンで災害への備えは十分か」。もうひとつは「このビジョンは企業団の財政について適切にシミュレートできているか」。

災害への備えは「これで十分」というものはありません。が、水は命の源。取水場、浄水場、送水管路などインフラ整備を抜かりなく行って頂くことは必須です。今日の説明では取水場について、送水管路について、少し不安が残りました。また、財政については昨今のエネルギーの高騰(暴騰?)を受けて厳しい面があることも分かりますが、用水供給を受けている自治体、府民に対して現状を詳しく伝え、料金改定(値上げ)の見通しを出来る限り現状に沿った形で「ビジョン」として伝えて欲しいと思います。

なにより、企業団には府内43市町村の内「大阪市」だけが未参加です。大阪市の水道事業との連携なくして府域の水道統合はあり得ません。まずは協定という形でも良いので、災害対応分野、用水供給分野で大阪市と企業団が手を結び、市民・府民にとってより安心で安全な水の供給に努めて頂きたい、と思った一日でした。お忙しい中、ご丁寧にご説明頂いた企業団職員の皆様には本当に感謝いたします。ありがとうございました。

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