大阪府高石市 市議会議員 山敷めぐみ

山敷めぐみ(高石市議会議員)

教育委員会傍聴

2022年03月19日

【同じ日に…】

16日(水)は教育委員会定例会を傍聴。そこで報告されていたのが写真の「市長からの意見聴取」。

法律(地教行法第29条)では、教育に関わる予算などの議案を議会に提出するときは、前もってちゃんと教育委員会の意見を聞かなければならない、と定められています。昨年は、議案発送日の前日に臨時教育委員会まで開催して、きちんと意見を聞いていました。一昨年は議案発送日の2日前の定例会で意見を聞いていました。それぞれ教育委員の先生方は貴重なご意見を下さっていました。

しかし今回は新年度予算に加えて、校区再編等検討委員会設置の為の付属機関条例改正が議案となっていたにも関わらず、市長は時間に余裕をもって教育委員会に意見聴取せず、議案発送日(2月15日)の前日に教育長あてに意見を求め、同日に教育長は「臨時代理」という手法で「異議なし」と文書回答しています。新年度予算だけでも膨大な量なのに、1日で全てを見て判断しろ、というのはいくらなんでも酷すぎます。

違法ではない、とは言うものの、阪口市長は、あまりにも教育委員会を蔑ろにし過ぎではないでしょうか。議会開会中の総務文教委員会質疑の中で時間を掛けて質しましたが、市長から酷い言葉が飛び出し、訂正を求める場面もありました(こちら1:47:05あたりから)。

さらに市長は「教育委員会を尊重するやむを得ない対応だった」と答弁しましたが、なんで意見を訊かないことが「尊重する」ことになるのか、謎すぎます。

阪口市長には教育委員会を真に尊重し、教育に関することは事前にきちんと議事録に残る形で意見を伺うことを強く求めます。

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