3月議会の報告
2018年04月09日
大変遅くなりましたが、2月22日に開会した平成30年第1回定例会の報告をします。この議会は予算議会とも言われるもので、2月28日(水)から3月7日(水)までが新年度予算審議に充てられました。閉会は3月9日(金)でした。
広報4月号の見開きに「こども医療費助成の中学3年生までの拡充」が掲載されていますが、これは大阪府内の他市は既に昨年度までで全て拡充が終わっています。せめて昨年12月議会で決定しておけば4月から実施できたのに、それもせず6月からの実施となりました。阪口市長の考えが理解できません。
私は新年度予算には反対したのですが、その大きな理由は「市長ファースト」の予算編成であったということです。全会一致で議会から要求した議会改革のための予算は認めず、経常経費(普通の行政を行うための経費)にまで「財政難」と言ってマイナスシーリングを掛けたのに、市長がやりたい施策には100%予算を付けたように見受けられる予算編成でした。
例えば「ヘルスケア産業を高石市の新たな主要産業にする」という何とも唐突で荒唐無稽に思える施策に8,929万4千円、副市長を2人置くために1人1,400万円×2人分の予算、せせらぎを流すための予算(これは流し始めてからトータルで1,200万円が使われようとしています)、子育てウェルカムステーション運営委託費に約5,600万円、花火の打上げに800万円(うち約500万円は警備費など花火以外のもの)などです。財政難というなら、この部分は見送るべきではないのか、というのが私の考えですので、予算には反対という結論になりました。
「本当に市民生活のニーズを汲み取った、日々の生活に寄り添う予算編成を求める」と反対討論を締めくくりました。