大阪府高石市 市議会議員 山敷めぐみ

山敷めぐみ(高石市議会議員)

議案の撤回

2017年06月14日

諸般の事情のため、だそうです

6月議会も残すところあと2日。というところで、補正予算議案が撤回されました。これは先日もブログに書いた「我が事・丸ごとの地域づくり推進事業委託料」として計上されていた1,012万5千円の予算を削除する、というものです。

この事業は介護・子育て・障害者福祉・生活困窮者支援などの縦割り行政をやめて「丸ごと」の居場所を作る、というもので国の補助金を貰って社会福祉協議会に委託する、という説明でした。しかし「居場所」として予定された所で活動していた子育てNPO法人の方に「7月3日に事業を始めるから、そのために6月中旬には工事が入るので」と言って異年齢交流などの活動が出来ないと関係者が告げていたことが判明。

予算審議も始まっていないのに具体的に進めすぎている。既成事実化している。何を勝手なことをしているのか。議会審議の意味が無いではないか。しかもNPOとの協働も謳われている事業なのに、真逆のことをしているのは何故?・・・と、疑問や怒りの声が予算委員会の冒頭で噴出。「そういう事実はない」と中島保健福祉部長は答弁しましたが「そこまで言うなら社協の代表を呼んで確認を」との声が委員から上がり、阪口市長から「7月3日とは私も聞いていないが、再度確認してから改めて答弁する。」と発言があり暫時休憩に。

そして、なぜかそのまま「議案撤回(その部分の予算を削除)」ということになり、本会議で撤回が認められ、さらに新たに「我が事・丸ごと」が削除された補正予算議案が議案第20号として上程されました。その上程の際に、第18号議案として副市長議案、第19号議案として教育長議案が提出され、いずれも全会一致で可決。明日(正確には今日)は、新たな補正予算議案の審議からスタートです。

なぜ「我が事・丸ごと」予算が撤回されたのか。今後、この国からの補助金はどうなるのか。地域やNPOとの協働はどうなっていくのか。疑問は尽きません。会期末が迫る中ですが他にも確認すべき事柄は多く、一般質問の内容精査も必要です。眠れぬ夜は続きます・・・(T_T)。

 

 

 

 

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