第5次財政健全化計画案の審議
既にお知らせしているように9月8日に9月議会(平成23年度第3回定例会)が始まりました。傍聴のお願いをした、9月議会冒頭の本会議場での議会の内容は、市長からの議案の提案理由の説明のみでした。10時に開会して11時前後に終了したと思います。
そのまま昼休憩に入り、午後1時より、議員全員協議会(全協)の場で第5次財政健全化計画案についての質疑が行われました。ただ、この案というものに対しては採決をするということはなく、質問をして納得できないからこの案には反対、ということを「採決」という形で明らかにすることは出来ません。
全協の場では、私が一番に発言をしました。これは手を挙げた者から順番に発言することが出来ます。
まず、パブリックコメントについて質問しました。9月議会には間に合うように出してください、と何度もお願いしていたことを申し上げ、市民の皆様の考えていらっしゃることを一定理解した上で質問したい、と言ったのですが、準備が出来ていない、ということで却下されました。体裁はどうでもいいから、今担当者の手元にあるものを出して欲しい、とも言ったのですが、だめでした。第5次案の最後に「市議会や市民の皆様とも情報の共有に努めながら」という文言があります。パブリックコメントは最重要な情報です。全く「市議会と共有」しようとしていない市の姿勢に早くも計画案の綻びを見る思いです。
あとは、第5次計画案の順番に沿って、防災について、幼稚園の廃止について、羽衣駅前再開発について、などを質問しました。案に示されている羽衣駅前の21階建てのビルの屋上を避難場所に、という内容についての進捗を聞くと「未だ検討中」。補助金などを考えているのかと訊くと「確認ができていない」。駅の高架の完成年度を訊くと「平成31年度」。当初計画からの延伸について、第5次案の作成に際し住民に対して説明はしたのか、と訊くと「していない。」
幼稚園の廃止については、地域社会で子どもを育てる、と計画案に書きながら、今回のことについては全く地域に説明はなされていません。いつ地域に説明するのか、説明する際は市長から直接説明すように、ということを言いました。説明会については実施する方向で検討中、ということでした。
書き出すとキリがありませんが、とにかく説明になっていない、これで良く案が作成できたものだ、ということが多くありました。これからこの案が具体化していく際に、しっかりと質していこうと思います。第5次案の質疑は9日の午後2時半くらいに終了しました。
月曜日は総務文教委員会から始まり、予算委員会(補正予算の審議)などへと続きます。この補正予算も首を傾げるような項目があるため、今質問の準備をしているところです。また今議会では、初の試みとして決算委員会を会期中に行います。試行、ということです。それについての資料要求を9日に行いました。
月曜日からの内容についても、できるだけ早くにお知らせするように致します。