大阪府高石市 市議会議員 山敷めぐみ

山敷めぐみ(高石市議会議員)

ゲリラ豪雨

2011年08月05日

8月2日の夕方6時過ぎから30分間の雨量は28ミリだったそうです。その際、今川が溢れ、加茂1丁目、2丁目の一部の住宅が床下浸水しました。たまたま息子の同級生が住んでいて、そのお母さんから3日に連絡を頂き、4日に現地を見に行った後、市役所に対応について尋ねに行きました。現地では写真の格子状のスクリーン(と呼ぶそうです)が、様々なゴミをせき止めたため水が溢れたんだろう、と言われていました。このスクリーンの設置は今年の6月22日で、完成時から地元では「こんなん付けたら、水が溢れるで」と話題になっていたそうです。現に7月中旬にはぬいぐるみのようなものが引っかかり、そこに次々とゴミが掛かって水位が上がったため、市役所にゴミの撤去を依頼した、ということもあったそうです。
今川のスクリーン

今川に設置されている格子状のスクリーンです。ここにゴミが大量に引っかかり、水が溢れたそうです。この写真を撮った時は、通常より20cm.引き上げられていました。この後すぐに通常通り下を少し開けただけの状態に戻されたそうです。

   それなのに、そのまま放置していたことで今回の床下浸水の被害が発生しました。(市は「これは天災です。豪雨のせいです」と言ってますが)。今、市が把握しているのは9件の床下浸水です。クーラーの室外機が水に浸り使えなくなった家が、私が聞いただけで3件あります。また、ガス給湯器の室外機も壊れた家があります。 このような被害が出ているにも関わらず、高石市は今回の件では災害対策本部も立ち上げていません。私が市役所に状況を訊きに行っても「その件は危機管理課です」「その件は土木課です」「その件は生活環境課です」「その件は税務課です」・・・と言われ、全く話が進みません。災害対策本部があれば、そこに行けば済む話です。 こんな調子で被害を受けられた方に対応するのですか?と尋ねたら「どこが対応するか話し合って今から決めます」ということでした。なぜ災害対策本部を立ち上げないのか、と訊くと「大雨注意報が出たのが午後7時1分だったので」という答え。「いやいや、被害が確認できた時点で立ち上げるべきだったのでは?」と言うと「・・・・・」。情報の共有の点からも、本部は必要だと思います。 さらに、本日午後3時前からのゲリラ豪雨で、また水位が上昇。スクリーンの一番上の四角のすぐ下まで水が来たそうです。凄い雨が降り始めてすぐに来たのが警察だったそうです。次が消防。市は最後だったということです。前回のときに「雨が降ったらすぐに来ます」と言っていたにも関わらず、全然来なかった、と地元の方が怒っておられました。 7月の放射線を帯びた中古車の対応と言い、今回の対策本部も立ち上げない対応といい、危機管理課は、そして高石市は、本当に市民を守ってくれるのか、大きな疑問を持ちました。しっかりと言っていかなければならないと思います。
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