ウェブサイト開設にあたってのごあいさつ 2011年2月
21世紀になって10年が過ぎました。 皆様が思い描いていた「新世紀」と現実のギャップはいかがですか? 私は根拠もなく「新しい世紀は何かよいことがある」ような気がしていましたが、 現実は厳しいものでした。 科学技術などは進歩しているのでしょうが、その恩恵よりも人と人との繋がりが薄れてしまった心細さを感じます。 様々なニュースに接すると、家族でさえ繋がりが希薄化しているのではないか、と心配になります。 私も便利に使っているパソコンや携帯電話。 子どもたちは生まれたときから、これらに囲まれています。 そういう世代を「デジタルネイティブ」と呼ぶそうです。 私たちは「デジタルイミグレイト」だそうです。 (注: ネイティブ=生まれつきの / イミグレイト=移住する・入国する) なかなか上手いこと言うなぁ、と感心しています。 でも、どのような世代にも生身の人間同士の繋がり、というものは必要不可欠です。 家族でさえ繋がりが希薄化する時代こそ、 社会での様々な「繋がる仕掛け」が大切になってくるに違いありません。 安心や幸せは、人の間に暮らしてこそ味わうことが出来るのではないでしょうか。 子どもたちに安心して幸せを感じながら暮らせる社会を残すために、 私が今出来ることはなんだろう、と考え行動する1年にしようと思います。 山敷めぐみ