防災シンポジウム~市制60周年~
2026年05月24日

華やかなタイトル画面でした
22日(金)は原邦彰総務事務次官をお招きしての防災シンポジウムでした。サブタイトルが「次世代へ安全・安心を引き継ぐための自助・共助の推進」。市長の冒頭あいさつでは1934(S9)年の室戸台風被害のことや、その後の高石町の復興予算の件などに触れておられました。
事務次官の講演タイトルは「消防防災力の充実強化について」。前職である消防庁長官の時に能登半島地震に対応した経験を語っておられました。元日の発災ということもあり、消防体制の早期構築に腐心したこと。長官に指示権のある緊急消防援助隊を急ぎ組成し次々に指示を出したこと。大津波警報発令中の輪島の大火災への対応の難しさ。携帯がつながらずスターリンク経由での連絡になったこと。金沢消防と輪島消防の隊員ラインが役立ったこと。…など経験者ならではの緊迫したお話に引き込まれました。
そして「南海トラフ大地震が発災したら間違いなく国は救援をするが、広範囲に道も港湾も破壊されているだろうから直ぐには行けない。当面3日間、できれば1週間は自分たちで自助・共助でなんとかしのいでほしい」と言われました。
次の4つの事は即実行してほしい、とも。
- 1、たんすなど家具の固定
- 2、備蓄 3日分 できれば1週間 トイレが一番大事 食料と水も準備を
- 3、住宅の耐震化 家の倒壊は道をふさぐ 隣人に危害がおよぶ 耐震化は公共のためにも必要
- 4、感震ブレーカー(こちら)が必要 ガスは地震で止まるが電気は止まらない 輪島は電気火災だったと言われている

事務次官のPPです
その後のパネルディスカッションでは畑中市長から「たとえば毎年の自治会の餅つき行事で炊き出し訓練も一緒に行うとか、コミュニティカフェで防災ゲームを取り入れるなど、日常の地域活動にも防災の視点を」「高石市の消防団に総務省より消防車両の貸与を受けることができた」「防災訓練を新たな担い手の確保につなげたい」などのお話がありました。高石市で実施される防災訓練「イザ!カエルキャラバン」の主宰者は高石市民の永田宏和さん(NPO法人プラスアーツ理事長)です。全国展開のみならず世界的にもご活躍です。じつは羽衣小学校では2017年、18年と続けて防災サタデーの取組でカエルさんが登場していました(こちら)。この永田氏がコーディネーターとしてパネルディスカッションを進めて下さいました。
しめくくりに事務次官からは「危機管理の要諦は最悪の事態に対するマニュアルを用意すること。訓練が一番大事。訓練でできないことは実際の災害でも当然できない。訓練に参加して防災意識を向上させてください」とのお話がありました。
そういうお話を聞くと「その通り!」とは思うものの、つい日常では災害の事は忘れがちです。家具の固定は済ましているつもりですが、もう一度点検するところから始めてみます…。

