大阪府高石市 市議会議員 山敷めぐみ

山敷めぐみ(高石市議会議員)

全国政策研究集会in吹田

2025年08月21日

【保育園のおやつにアイスクリームを増やして!…デモの幼児@スウェーデン】

昨日と今日は吹田市メイシアターで行われた研究集会に参加しました。テーマは「今こそ何度も自治を問う」。

坂本治也関西大学法学部教授の基調講演「デモクラシーと地方自治~自治の必要性を再考する」では、日本と英・米・中・韓・印の若者を比較した日本財団の資料(こちら)を紹介されました。それによると、「自分は大人だと思う」「責任ある社会の一員だと思う」「自分の行動で国や社会を変えられると思う」「国や社会に役立つことをしたいと思う」「慈善活動に寄付したい」「ボランティア活動に参加したい」のすべての項目で日本は最下位ということでした。

国を挙げてそういう若者を育てているのが今の日本という訳です。

その原因が、本日2日目の分科会で全然別の方向から示された、ように私は感じました。そのテーマは「子どもの日常から考える『子どもの権利』」(講師:関西大学社会学部教授の吉岡洋子さん、NPO法人COCONI代表の水木千代美さん)。

国連で子どもの権利条約が採択されたのが1989年。日本で「こども基本法」が制定され「子どもの権利」が法律に明記されたのが2023年。実に34年のタイムラグです。その間、衝撃的な虐待死事件も複数起きています。子どもが勇気を出して声を上げ、先生や周囲に虐待を知らせていたにも関わらず殺されてしまった事件。子どもの声を正面から受け止める体制が大人側になかったことが原因のひとつです。

日本では形だけ「子どもの意見を聞きましょう」とは言いますが、その意見が結果に反映されたことはあるのか、という問題提起がありました。子どものころから「自分が意見して物事が決まった。小さくても変化が起きた」経験がないから、18歳になると先述したような若者が出来上がるのではないでしょうか。私は、教育現場に20年も居た者として忸怩たる思いです。

上の写真はスウェーデンでのメーデーのデモです。保育園児もプラカードを持ってデモ行進。同国では校庭の遊具について、子どもに予算を示して子ども達が決めることもあるそうです。子どものころから、自分の発言が結果に結びつく体験をすることは重要です。

初日の基調講演でも坂本先生は「人間は自分で決めたい生き物なんです」と仰いました。それが自治の基本です、とも。自治、というと小難しいですが、地域活動としての祭りや文化・スポーツ活動も自治の一種です。自分で決めて参加する。その集団の中で、自分の意見で物事が決まる経験をする。その「自己決定指標」が「幸福度感」を決める、という研究結果もあるとのこと(こちら)。

高石市でも、市民参加の掛け声の下で様々な取り組みがなされています。是非とも市民の「自己決定指標」が上がるように、市民の意見を取り入れた行政運営を望むとともに、子どもが同様の体験が出来るような取組も提案していきたいです。

学歴より収入より効力感

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