3月議会
2025年03月21日

議員ボーナス値上げに反対したのは私たちの会派だけでした
3月議会が7日に閉会し、その後の色々な行事も一段落しました。
今議会は予算議会。2025年度の予算について様々に確認し、改善が必要な点も指摘しつつ賛成しました。
予算以外の議案では、議員のボーナスを上げる議案とマイナカードを使ったコンビニ交付の手数料を下げる議案に反対。それ以外は賛成しました。
議員のボーナス(期末手当)を上げる根拠とされたのは「人事院勧告」。しかしこれは労働三権を制限された国家公務員の一般職の給与を対象にした勧告であり、これを根拠に値上げ可能なのは地方公務員の一般職だけだと考えます。なので今回も一般職の給与改定に全く異論はありません。
でも議員の期末手当は全く種類が違います。議員の報酬変更については高石市特別職報酬等審議会による審議が必要ではないでしょうか。それも開催されず、ただ人事院勧告を根拠にした値上げはすべきではありません。
そして今回、議員のボーナスと共に市長・副市長・教育長のボーナスを上げる議案も出ました。これは市長の判断として尊重し賛成しました。が、財政難と市民には言いながら、片方では自分たちのボーナスを上げることには疑問を呈しました。
マイナカードを使ったコンビニ交付は、そもそも個人情報保護の観点から慎重に考えるべきと主張してきました。そしてコンビニ交付についてはシステム利用料などの名目で毎年500万円以上がシステム会社などに支払われることにより、1通当たりの発行経費が高くなっています。にも拘わらず手数料値下げをする、という議案に賛成することは出来ませんでした。行政がいつも言う「受益者負担」に反するとも考えます。
さて、今議会の一般質問ではコミュニティスクールを念頭に、学校施設を地域住民が利用すること、また学校教育に地域の力をお借りすることを深堀して尋ねました。今回、初めて市の予算資料に「コミュニティスクール」という文字が登場。期待して市の「調査研究」の結果を待ちたいと思います。
さらに学校関係では、スクールソーシャルワーカー(SSW)などの福祉職を学校現場に配置し教員と連携することで、いじめ・不登校・暴力事象などへの対応を複眼的に(教育的視点&福祉的視点で)行えると提言しました。「困った子は困ってる子」との認識で対応してほしい、と要望。そして学校司書の各校配置も強く要望。市の予算配分が待たれます。
また、小規模多機能自治についてもネットワークに加入するなど一歩進んだ対応をしていることを評価し、これからの進捗について尋ねました。
最後に伽羅橋駅のエレベーター設置の件を質問・要望。これは是非とも実現してほしい案件です。
以上、3月議会の概要の報告でした。ご質問ご意見などがありましたら、megumi28@gmail.comまで宜しくお願いいたします。