総務文教委員会視察@高浜市と大府市
28日㈪・29日㈫は総務文教委員会の視察で愛知県高浜市および大府市に行ってきました。高浜市の視察内容は「放課後居場所事業」について。5つの小学校全ての校庭で放課後居場所事業として「〇〇っ子ひろば」が実施されています。夏季は17時45分まで、冬季は16時15分まで。シルバー人材センターの方が見守る中で、子どもたちはボールを使った遊びも含めて自由に過ごせます。利用料は無料!(任意で保険加入800円/年)。市の予算はシルバーへの委託料(人件費のみ)約485万円/年。国からの補助はなし。子ども達が広ーい校庭で思いっきり遊んでる姿と、それを笑顔で見守るシルバーさんの様子を見て、高石市でも是非とも実現させたいなぁ、と思いました。高浜市では「ひろば」以外にも児童センター(児童館)で「センターキッズ」という取り組みもあります。「ひろば」や「センターキッズ」は「学童保育」とは別の取組になります。色々ご説明頂き少々混乱しましたが、つまりは保護者の就労要件なく利用できるのが「ひろば」ということでした。
翌日の大府市では「オーガニック給食」について視察しました。有機農業の推進と子どもたちに安心安全な食を提供する給食の取組について、農業振興課と学校教育課それぞれのご担当者からお話を伺いました。オーガニック食材は慣行栽培のものより割高です。その差をなんと農業施策として農業振興課が予算化(賄材料費417万6千円)しているということでした。9小学校4中学校9公立保育園で提供。保育園は野菜が月に1~2回、米が年間15回。小中学校は野菜が年6回、米は年8~10回の提供予定とのことでした。
国の教育支援体制支援整備補助金(学校給食地場産物・有機農産物使用促進事業)も充当しているとのこと。今年から補助対象に「有機農産物」も加わったらしいです。
給食はすべて自園・自校調理。調理業務委託も全くせず公務員調理師による調理。各校に配置(!)している栄養教諭と相談して進めているそうです。市役所での説明の後、オーガニック野菜を栽培している現場にも行き、生産者のお話も伺いました。栄養教諭は毎月献立などについてのミーティングをしていて、年に数回はそのミーティングに有機農産物の生産者も加わるとのこと。規格面の指摘があったりするが、美味しい・鮮度が良い、と褒められることがあり嬉しい、とおっしゃっていました。
今日の市役所での説明の場には鷹羽琴美議長、厚生文教委員会の野北孝治委員長、建設産業委員会の藤本宗久委員長もずっとご同席下さいました。
余談ですが大府市内には明治期に創業された鈴木バイオリン製造(株)があり、「バイオリンの里おおぶ」として、なんと!市内全小学校の4年生にバイオリンの授業をしているそうです♪そして本日ご同席下さったお二人の委員長もバイオリンを習い始められたそうで、来年2月には腕前をご披露されるとのこと。楽しそうにお話下さったのが印象的でした。実は私もバイオリンを持ってます(学生時代に副科として少ーし弾いていたこともあるような気がする)。今日のお話を伺ってバイオリンに再チャレンジしたくなりました(^^♪
今日の午前中には大府市の防災学習センターにも行き、水圧体験車や冠水道路歩行体験などを交えた視察もさせて頂きました。
盛りだくさんな視察でしたが、得た知見を高石市で生かせるように今後の議会で提案などしていこうと思います。