大阪府高石市 市議会議員 山敷めぐみ

山敷めぐみ(高石市議会議員)

防災シンポジウム

2024年08月26日

トイレ問題

トイレの準備、大切

今日は防災シンポジウムに参加。高石市民であり世界で活躍するNPO法人プラス・アーツ理事長の永田宏和氏の講演やパネルディスカッションがあり、充実の内容でした。冒頭の市長挨拶では、自治会や自主防災組織などの担い手不足や担い手の固定化などの問題解決のためにも防災をきっかけとした取り組みが重要、との言葉がありました。

永田氏は「防災訓練というより防災イベントとして多様なメニューを用意し、それが災害時に役立つことが大切」とおっしゃいました。また今は「避難所へ避難」より「在宅避難」という考え方が主流となっているとのことで、そのために必要な備蓄品などを教えて下さいました。前回のブログにも書きましたが、やはり「トイレ対策」が最重要とのことでした(写真参照)。地震による断水を1か月と想定し在宅避難するとしたら、当初は非常用トイレの備蓄を使ってしのぐこと。それが無くなったらトイレ用に45リットルごみ袋は200枚~300枚必要で、そこに新聞紙をちぎって入れるなどの工夫で乗り切る方法を教えて下さいました。それを密閉保存する用の容器や消臭剤の用意も必要です(ごみの収集もなかなか再開されないので)。新聞をとってない人はネットで新聞紙更紙を購入しておくと良いそうです。

その他にも「口腔ケア用のウェットティッシュ」が大切なこと(口腔を清潔に保てないと免疫力が低下するから)。懐中電灯より、両手が使えるヘッドライトが良いこと。食器にかぶせるラップを多く(30㎝×50mを4~5本)用意しておくこと。カセットコンロのガスを15本は備蓄しておくこと、など多岐にわたる防災グッズの具体的な揃え方も教わりました。

実は永田氏は2018年11月、羽衣小学校の防災サタデーに「カエルキャラバン」として来てくださって、いろいろな防災体験をご指導くださいました。私も見学させて頂き、非常に印象に残っています(こちら)。

今年11月17日には高石市でも防災訓練を実施して頂くようです。詳細が分かりましたらまたお知らせします。折しも台風10号が近づいています。各ご家庭での防災対策、天気の良いうちに是非ご確認なさって下さい(市のサイトでも呼びかけています)。

 

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