大阪府高石市 市議会議員 山敷めぐみ

山敷めぐみ(高石市議会議員)

56,388,000円の税金の使い途

2018年09月19日

昨日の決算委員会は衛生費について。市長が会長を務める「高石市健康のまちづくり協議会」という組織に、高石市は56,388,000円で業務を委託しました。業務の目的は高石市に「ヘルスケア産業を育成する」こと。2025年の大阪万博(まだ決まってないけど)開催の暁にはヘルスケア産業集積の地として高石市を国際的に発信する、そうです。

一体、誰がそんなことを望んでいるのか。そもそも「ヘルスケア産業」って何だ?

そして、その決算額が意味不明。たとえば、「リビングラボ」の業務として保健センターの予約受付業務の委託料として2,436,724円が支払われたのに、予約件数はたったの2件!これ、満額の支払いをする必要がありますか?「会議室予約システムの構築などが出来たので支払った」らしいけど、納得出来なさすぎました。

同じく「リビングラボ」の人材バンク募集管理業務もなぜか同額の2,436,724円が支払われたけど、これに至っては成果0%。つまり人材バンクを作って企業とのマッチングする、その数5人、というのが当初の目標だったのに、マッチング数が0件。なのに、満額の支払い。

その他、多くの疑問点が。そうそう、健康ポイント事業もここに含まれます。色々質疑をしても全く理解も了解もできない状態でした。寺島議員や出川議員からも様々な疑問が呈され、結局衛生費の審議は今日一日では終わらず明日に持ち越し。

今の高石市は「リビングラボ」とか「我が事まるごと」とか「創業型コミュニティカフェ」とか新しい物に飛びつきすぎて、誰も的確にその事業の説明もできず、私には「何やってるかわかれへん」という状態です。

もっと地に足を付けて、ブルーシートを備蓄するとか、災害時の避難所全てに必要な用品を配置するとか、地味で目立たないけど本当に大切なことに税金を使って欲しい、と切実に思います。ホントに。。。

今日は、その災害対応などを含む「土木費・消防費」の審議に入ると思います。さて、その先の教育費や国民健康保険、介護保険などの特別会計についても調べなきゃ、です。ただ今、日が変わったばかりの0時2分。あぁ、眠れぬ日々は続く・・・。

 

 

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