大阪府高石市 市議会議員 山敷めぐみ

山敷めぐみ(高石市議会議員)

クロロプレンゴム

2018年07月17日

FRPとともにクロロプレンゴムの名前が

今日は堺市の長谷川議員、高石市の出川議員と共に三井化学に行ってきました。6月21日に発生した火災事故について、その後の検証結果などを伺うためです。

6月28日付で三井化学工場長より高石市長宛に事故報告書が提出されました(議長宛に市長から届いたのは7月9日でした)が、その中に燃焼物質として「クロロプレンゴム」がありました。これは燃えるとダイオキシンが発生する物質です。

私はその件が一番気になっていたので、どの程度燃えたのか、ダイオキシンの発生についてきちんと把握しているのか、と質問しましたが、その点に関しては今後調査する、との回答でした(燃えたのは少量、との回答だったのですが”少量”とはどの位かが不明です)。

私が調べた範囲では、ダイオキシンは疎水性(水には溶けにくい)ということで、プールの水に影響が及んだとは考えにくいのか、とも思いますが素人判断ですので、三井化学からの報告を待ちたいと思います。

そして、火災について記した6月30日のブログで「なぜ、燃えることが分っているFRPを切断するのに炎での溶断を選んだのか」という疑問を呈しましたが、その回答は「当初の申し合わせではグラインダーでの切断を予定していたが、下請け会社が発注者である三井化学に報告せずアセチレン溶断(炎での切断)に工法を変更した。水を掛けながら溶断すれば大丈夫と判断したようだが、結果的にはそれが誤りだった」という概要でした。大きな会社なので、なかなか各部署の連携が大変なんだろうか、と思いながら伺っていました。

発注者・元請け・下請けそれぞれの会社に、工事についての危険性の認識に甘さがあったのではないかと思います。今回は爆発なども起きず人的な被害も無かったとのことですが、今後の事故防止の観点からも、社内・社外との連携を密にして「知らなかった」ということでの事故が起こらないようにして頂きたいです。

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