ボランティアフェスティバル
2018年03月03日
議会の合間の土曜日、ボランティアフェスティバルの開会式に出席させて頂きました。式のすぐ後に高石高校吹奏楽部の演奏が♪外部講師として指導を始めて今年で10年になるクラブです。主に夏の定期演奏会の指揮をするので暫く行ってなくて、久しぶりに部員達の元気な顔を見られて嬉しかった(*^_^*)。
フェスティバルでは市内の数多くのボランティア活動の報告などが展示されていて、素晴らしい取り組みが紹介されていました。このような活動を支援していくことが行政の役割だと思います。国の補助金があるから、と次々と新しい事業(“我が事まるごと”など)を取ってきて現場に押しつけるのは間違っている、との思いを強くしました。
問題の「我が事まるごと」。他人事を我が事として捉えて地域で困っている人を助ける、と耳に心地よい言葉が並びます。厚労省のサイトには「様々な課題を抱える住民(生活困窮、障害、認知症等)を自治会・ご近所・PTA・老人クラブなどで支え、住民主体の問題解決を図る」とあります。でも、私も含め住民には相談に応じる技術もなければ、適切な機関へ紹介する為の情報もありません。
しかも、困り事の当事者にしてみれば、ご近所に知れることも嫌なのではないでしょうか。市は「本人の了解を得てから情報共有する」と言いますが、それは市のすべき仕事を「まるなげ」しているだけだと私は感じます。
全国に先駆けて試験導入する高石市。報告書を携えて厚労省にも出向くそうです。市長の手柄のためにボランティア現場は東奔西走、という訳ではないでしょうが、もっと今ある活動を大切に育てる行政運営を望みます。