市長ファースト?
2018年03月02日
予算審議が続いています。実は高石市議会では恥ずかしながらインターネット中継がありません。たぶん大阪府内、いや全国でも珍しい議会だと思います。
その大きな理由は、議場のカメラがデジタルカメラではないということです。今回の予算でようやくデジタルカメラへの更新ができますが、委員会室へのカメラ設置も議会は求めていたのに市長は予算を付けませんでした。額にして約50万円。
理由は「財政難」だそうです。経常経費にもマイナスシーリングを掛けろと予算編成方針には書いてありました。しかし、市長が推進する施策は現状維持かプラスの予算です。「二人の副市長を維持。一人1,700万円×二人分」「我が事丸ごと2,700万円」(地域住民の困り事を地域で解決する施策。そんなことを地域に任されても困ります)、「シーサイドフェスティバル800万円」(賛否はありますが、浜寺公園の花火などです)、「健康のまちづくり協議会8,430万円」(健康ポイントやイベントなど。8,000万円以上もの税金を掛ける必要ないのでは?)。
このように市長が「これ」と思う施策には多額の税金を投入し、市民の知る権利を保障するための予算50万円は「財政難」という理由でカット。こんな市長ファーストな予算には納得できません。委員会室では時に市長がヒートアップする姿があります。その姿をインターネットに公開したくないのか、と勘ぐってしまいます。
明日も予算審議は続きます。ロビーでの音声傍聴しか出来ませんが、もし市役所に立ち寄られた際、お時間があれば聞いてみて下さい。資料は3階の議会事務局横にあります。