大阪府高石市 市議会議員 山敷めぐみ

山敷めぐみ(高石市議会議員)

議案審議終了

2016年12月08日

10月23日の朝日新聞の記事です

10月23日の朝日新聞の記事です

7日の午前中で議案の審議は終了しました。議案24号まで、決議案2号までが審議され、全て可決されました。

決議案の1つは公立幼稚園での3歳児保育を可及的速やかに実施することを求めるもの。もう一つは通院の子ども医療費助成を早期に中3まで拡充することを求めるもので、全会一致で可決。市長に送付することとなりました。

公立幼稚園での3歳児保育は20年以上にわたり保護者からも現場からも要望のあったものです。しかしこれを実施しないまま「園児減少」を理由に、保護者の大反対をものともせず高石市は幼稚園を次々と統廃合し平成31年度には公立幼稚園は1園になってしまいます。この乱暴な幼児教育行政に失望した保護者は公立幼稚園から離れてしまい、このままでは1園の存続さえ危ぶまれます。園児の確保の為にも早期に3歳児保育の導入が必要と判断し、決議がなされました。

子ども医療費助成は大阪府内では高卒までが3市町。中卒までが29市町村。小卒までが高石市を含む10市町です。「子育てのまち」を標榜するなら、これで遅れをとっていてはいけないと思います。いずれの決議にも市長の真摯な対応を望みます。

議案では、私は専決処分の承認に反対しました。これは、10月21日(金)に起こった鳥取県での地震の被災地(倉吉市と湯梨浜町)に22日(土)の朝から市長が職員3人を伴ってカステラ1200本を届けに行き、74万4千円を支出しなければならなかったけど議会を開く時間が無かったので「専決処分」をしたことの承認を求める議案でした。

このことは23日の朝日新聞で報道されました(写真参照)。

なぜ翌日なのか。なぜカステラなのか。なぜ市長が行くのか。なぜマスコミに情報提供するのか。

熊本地震の例もあり、発災の翌日は二次災害の危険もありました。また訪問時点での現地の緊急の課題は被災状況の把握であり、被災者の救命・救助であり、避難所などへの迅速な情報提供でした。そこへ市長が行けば相手も市長や町長が対応せざるを得ません。事実、ご対応いただいたようです。そしてマスコミに情報提供するなど、パフォーマンス以外の何物でも無い、と私は思います。

誰がこのようなことを決めたのか、との私の質問に「庁議で副市長や各部長と協議して決めた」と市長は言いますが、議事録も残しておらず確かめようがありません。

このような専決を承認することは出来ませんでした。が、賛成多数で承認されました。

今回から議案の賛否は記名投票で行います。この議案の反対は私一人。他の議員は全員賛成されました。議会だよりにも採決の結果が掲載されることになります。他にも賛否が分かれた議案が3議案ありました。合計4回の記名投票が行われました。初の試みで、最初の投票では「どこに何を書くのか」でザワザワしましたが、議長からの説明もあり投票はスムーズでした。

明日(正確には今日)は一般質問が始まります。私はたぶん午後からの1番目か2番目になると思われます。お時間の合う方は是非傍聴にお越しください。今回は「子どもたちが安心して過ごせるまちづくりについて」と「災害時において支援を必要とする市民への対策」を中心に質問します。

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