大阪府高石市 市議会議員 山敷めぐみ

山敷めぐみ(高石市議会議員)

2日目の報告

2日目は私の所属する総務文教委員会。ここでは病児保育条例や幼稚園再編等検討委員会の廃止条例、そして泉州水防事務組合の解散などに関する議案が審議されました。これらの議案の質問の準備をしていて、気付いたら午前4時半!!このまま徹夜しよか、とも思いましたが流石に(歳を考えて!?)少し休みました(^^;)

病児保育については子ども・子育てに関するアンケートでもニーズが高く周辺他市では既に実施されていることもあり、高石市でも早期に導入されるよう訴えてきました。このたび11月1日から保健センター診療所内で実施することを目標に条例が提案されました。月~金の朝9時から夕方5時まで。一回2,000円となります。病児保育室に行っても良い、という医師の意見書が必要です。1日3名、同疾患のみの受付とのこと。利用料の減免についてや施設設備のことについて数点要望をして賛成しました。でも、本来なら子どもが病気の時くらいは仕事が休めるのが理想です。子どもの看護休暇についての法律もあります。市としても法律のことを保護者や市内企業に周知することにも一方では取り組んで欲しい、ということも併せて要望しました。

幼稚園再編等検討委員会の廃止は、委員会が提言した3歳児保育の実施の目処もたっておらず、また「複数学級で競争意識を育てるための廃園・統合」という理由の妥当性の検証も出来ていないことから担任事務が終了したとは言えず解散すべきではない、ということと、そもそも委員会の設置や廃止について教育委員会に諮っておらず教育長の代理で決定されたことを指摘し、いくら法律で認められた手続きとはいえ、こんな大切なことを教育委員の先生方のご意見も伺わず藤原教育長が代理することには納得できない、と言って反対しましたが、賛成多数で可決されてしまいました。

そして、泉州水防事務組合の解散については、以前より水防議員としても主張してきたところであり、賛成しました。2011年3月11日に発災した東日本大震災。私はその約一ヶ月後の選挙で当選し、併せて高石市議会から泉州水防事務組合への派遣議員となりました。「水防」というと「津波に対する防御」だと思っていた当時、驚くことに水防法には「津波」という文言が入っていませんでした。その年の12月に水防法が改正され「津波」に対する防御も含まれたのに、なぜか泉州水防事務組合の規約には反映されません。普通は法律が変われば直ちに規約に反映されます。私は淀川右岸・左岸・大和川右岸の各水防事務組合に問い合わせ規約が変更されていることを確認し、泉州水防議会で質問しました。すると「泉州水防事務組合の在り方を検討している」との答弁が竹山管理者などからあり、改めて事務組合の役割を考えました。

水防計画も全て読み込み、水防計画を審議する委員会も傍聴したところ、この泉州水防事務組合は設立されてから今まで一度も市域を越えての活動をしたことがなく、指揮・命令系統も複雑で実際の災害時には混乱が想定されるということが分かりました。このままでは高石市民の安全を守る組織とは言えない、ということで当時から何度も組織の見直しを要望してきた経緯があります。また事務組合を組織することで管理者・副管理者・議員についての経費も必要となり事務量が増えることも構成市町にとっては負担増につながることも訴えてきました。

このたびの解散で、堺市とは新たに水防に関する協定を結び、今まで堺市長の指揮・命令下にあった堺市消防局高石消防署に対し、発災時は直接阪口市長が指揮・命令できます。また、今までは土木公園課職員だけだった水防団員も土木部全体に広がり対応人数は増加します。

災害対策は「これで充分」というものはありません。そんな中、より良い対策が取られるよう議員として責任をもって注視していかなければならないと考えています。

さて、月曜日からは予算委員会、決算委員会と続きます。質問準備も大変!法律や条例、国からの通達や要綱。そして過去の議事録や市の各種の計画や資料・・・。調査すべきものは無数にあります。やっぱり議案は1週間前ではなくて、もう少し早く手元に欲しいなぁ。

ページのトップへ戻る