第100回近畿市民派議員交流・学習会
2016年08月07日
8月4日5日の二日間、堺市役所で開催された「第100回近畿市民派議員交流・学習会」に主催者側の一員として司会進行役で参加しました。この会は主に近畿地方の議会で無所属で活動する議員が、その時々の地方行政の課題について、講師に来てもらったりお互いに情報交換をしたりする大変有意義な会です。25年前に堺市役所で開催されたのを皮切りに、持ち回りで各市町で年に4回ずつ開かれ、このたび100回目を迎えたのです。
初日には竹山堺市長もご挨拶に見えられ、二日目は吉川堺市議会議長もご挨拶に来て下さいました。
各議会では少数派であることが多い市民派議員です。ゲスト講師の富野暉一郎福知山公立大学副学長(約30年前に米軍住宅建設反対の市民運動から神奈川県逗子市長になられ、その後島根大学・龍谷大学教授を経て現職)からは「行政の都合で市民の生活を犠牲にする姿勢に抵抗するのが市民派」との言葉がありました。さらに「行政課題の解決の方法として『協働型社会の推進』をいうがフリーライダーの問題もあり、担い手にポイント制でアドバンテージを与えるなど取り組みの工夫が必要」とのアドバイスもありました。
高石市では今、まさしく行政の都合で市民生活が犠牲になろうとしています。幼稚園の廃止問題です。市民の思いに基づいて行動するのが市民派、との言葉を胸に、明日からも頑張らなくちゃ!と意を強くしました。また協働型社会についての考え方は大いに参考になりました。その他にも盛り沢山すぎる内容の学習会でしたが、まずは9月議会で生かせるよう準備をしようと思います。
ちなみに、私は「市民派」と名乗ったことは一度もありません。議員は市民派で当たり前だと思うから、わざわざ名乗るのはおかしいと思うのです。“市民派”と名乗りながら実態は全然違う人も居ますし。でも、政党や政治グループには属さずに活動する、というスタンスは共通しますので、これからもこの交流・学習会には参加させて頂こうと思っています。