南海トラフ地震についての講演会
5月26日は和歌山市の羽衣国際大学わかやまサテライト第10回市民講座を受講してきました。南海トラフ地震への備えについて、羽衣国際大学の岸本学長の講演でした。
このテーマで市民講座があることを知ったのが締切り直前。慌ててメールで申し込んだのが締切り5分前!!「もしかしたら満席で断られるかも」と思っていたら案の定、電話が掛ってきました。「満席ですが、椅子席ならご用意できます」とのことでしたので、是非お願いします、と言って参加させて頂くことにしました。
当日、椅子席に座っていると、隣が講師の方の控え席!?で、休憩時間に岸本学長とお話させて頂くことが出来ました。学長は以前、大阪教育大学でも教鞭をとっておられ、私の在学中(30年ほど前ですが(^^;))も同じ池田分校にいらしたことが分かり「古い校舎でしたよね・・・」などと話しました。また、羽衣国際大学が堺市西区からも高石市からも津波避難ビルとして指定されていることから、南海トラフ地震が起こったら周辺の住民の方の避難場所としてお世話になります、と申し上げました。
講演の中で岸本学長は、W7・・・つまり、熊本地震のように震度7レベルの地震が続けて起こる可能性が、南海トラフ地震でも考えられるのではないか、と仰っておられました。南海トラフと中央構造線との連鎖地震の想定も必要では、とのこと。考えるだけでも恐ろしいことです。岸本学長は、ご専門の住居学の観点から「減災」の必要性について分かりやすく解説下さいました。熊本地震ではW7の揺れによって新耐震基準の家屋も1割が全半壊したそうです(旧耐震住宅は3割)。そのことから耐震シェルターの重要性について、また、地域住民の普段の繋がりが減災に結びつくことなどを述べられました。
高石市での防災対策は充分とは言えないと思っています。まもなく6月議会。明日が議案発送です。防災への取り組みについては重要課題のひとつとして今後も注視していこうと思います。