ありえない!「議事録は作成してません」
「基本的に庁内での会議の会議録は作成しておりません」と答弁したのは、大阪府から来ている大西副市長。思わず耳を疑いました。続いて木嵜政策推進部長からも同様の答弁が。・・・高石市の行政運営はどうなっているのでしょうか。そして大阪府でも同様のことが行われているのでしょうか。
そもそも私の質問は「昨年9月の広報で50周年記念事業を市民に大々的に募集していた。10月15日締切りで14件も応募案があったのに全て不採択となった。大西副市長を委員長として各部長全員がメンバーとなった高石市制50周年記念事業検討委員会が10月28日に開催されたということなので、選考の過程が分かる議事録などを情報公開請求したら『作成していないため』という理由で非公開決定だった。これでは審査が適切に行われたかの検証や、なぜ採択されなかったのかという理由を知ることは不可能。市役所業務のトップが全員で行った会議の議事録がないのはなぜか」というものでした。
なんとこの質問で予算委員会がストップし(!)休憩に入り、30分の休憩終了後の大西副市長の答弁が、冒頭のものでした。「名前は検討委員会という大層なものですが、あくまでも庁内の会議なので」と。いやいやいやいや、ちゃんと規程も作ってる立派な公的な組織ではないですか!
不採択の通知には「審査の結果、残念ながら不採択となりました」と書いてあります。だから「審査をしたんですよね?」と訊いても言を左右にして、決して「しました」とは言わない。・・・そして議事録がない。
もちろん情報公開審査会に不服申し立てをする準備をしています。これでは行政の体をなしていない、と言わざるを得ませんから。今までもまっくろくろすけの情報公開など酷いことは沢山ありましたが、それを上回る酷さだと思います。
新年度予算には50周年関連で市民が企画をする際に出す補助金として450万円が計上されています。上限30万円で補助をするそうです。その審査の過程は議事録として残すのかと聞いたら「今までと同様の対応」と。市民の税金を使っているという自覚ゼロではないでしょうか。ポケットマネーなら好きに分配すれば良い。でもこれは私たちが払った税金です。
唖然・呆然の新年度予算審議のスタートでした。月曜日も予算の審議は続きます。