大阪府高石市 市議会議員 山敷めぐみ

山敷めぐみ(高石市議会議員)

傍聴のご報告~その2~

2015年12月26日

続いて25日(金)に行われた第2回行政計画審議会の報告です。今日の傍聴は私一人でした(前回は寺島議員や畑中議員、銀行関係の方が傍聴に来られていました)。

今日は専門員は5名。欠席が1名(コメントを高石市の理事に託しておられました)。開始が10時で12時には閉会。日野会長が何度も「時間がありませんので・・・」と仰っておられ進行が大変そうでした。

冒頭、市長の挨拶があり「高石市では保育所を民営化することで子育て支援を充実してきた」との発言をされました。傍聴していて「それはないでしょう」と心の中で叫びました。市長曰く「民営化することで乳幼児の受け入れ可能人数が大幅に増え、待機児童どころか年度当初は100人くらいのゆとりがある」と。それは必要以上に枠を作りすぎているってことだと思います。実際、審議会の中で幼児教育の専門員である畠中委員が「保育は量の拡大ではなく、質の充実が大切」と発言されました。当たり前です。しかし、その発言の時には市長は「公務のため」とかで席を外された後でした。

さて、羽衣学園副学長から「羽衣学園関係者だけで約3,000人が羽衣駅周辺を通学している筈だが学生の街、という感じがしない。駅前の再開発ビルに高石市を学生の街・文教都市と印象づけられる施設の導入を」との発言があり、また地域包括ケアの議題の際も、リタイアした男性の地域デビューのきっかけとして駅前サテライト教室のような取り組みも有効、とも仰って下さいました。

いきなり地域のコミュニティカフェに行くことはハードルが高すぎる、ということです。なるほど、と思いました。

また久野譜也氏からは「総合戦略の計画は作るだけではなく市民に理解されないと具体化しない」と発言があり、思わず「SWC計画(←久野氏が策定した計画)も同じでは!?」とまたまた心の中で叫びました。さらに同氏は総合型地域スポーツクラブの創設について、現存のスポーツ団体のご意向を聞いて、という市の担当者に対し「それでは全く時代遅れ」と厳しく指摘し、補助金が途切れても継続が担保されるようなマネジメントを、と発言されました。・・・具体的にどうすれば良いかが私にはさっぱり分かりませんでしたが。さらに小学校区単位でのインフルエンサーの養成が必要、だそうです。インフルエンサーというのは口コミに影響力を持つ人々だそうで、市の進める施策の大きな推進力となるそうです。

他にも今日も盛りだくさんで、前回と同様パワーポイントの資料もなく、ざあぁっと目の前を多く重要な案件が流れ去っていくような審議会でした。

次回の会議日程は未定だそうで、こんなことで大丈夫か、との不安を覚えています。

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