大阪府高石市 市議会議員 山敷めぐみ

山敷めぐみ(高石市議会議員)

第92回近畿市民派議員学習・交流会

2014年08月20日

午前中は国保についての学習でした

午前中は国保についての学習でした

今日は生駒市で行われた第92回近畿市民派議員学習・交流会に参加しました。 午前中はオプション企画ということで、平成22年度より黒字決算となり基金も順調に積み立てられている生駒市の国保会計について、国保医療課長の堀内氏よりお話を伺いました。 柔道整復師等へのレセプト2次点検の強化、ジェネリック医薬品普及への徹底した取り組みの状況、国保の納付書に同封される「国保財政が危機!」という生駒市の国保について分かりやすく説明したリーフレット、特定健診の受診率向上のため未受診者すべてに電話での受診勧奨し平成24年度には受診率が34,5%と県内トップになったこと、などなど興味深い内容を伺いました。 高石市でも国保財政は累積赤字で大変な状況です。担当課は様々に工夫をして何とかして財政を好転させるべく努力しています。今日伺った内容を早速伝えたいと思います。ただ、市民の健康情報を民間会社が運営する「健康クラウド」に送って勝手に利用するような高石市の現在の政策については、全く不要だという思いを強くしましたので、こちらは直ちに取りやめて頂くよう9月議会でも主張していきます。 午後からは「多治見市健全な財政に関する条例」制定の経緯について、多治見市の都市政策課課長代理福田氏よりお話を伺いました。徹底した情報公開と市民参加を前提として計画的な行政運営をする。情報共有を進めることで民主主義を機能させる。地区懇談会を頻繁に行い、行政の課題を検討する委員会の委員は必ず市民公募する。…情報公開請求をしても黒塗りばかりを出してくる高石市とは大違いの行政運営です。つい先日も公開された資料は一部分が黒塗りでした。情報は市民のもの、情報共有は当たり前の市政運営を強く求め続けたいと思います。 学習会の最後には「持続可能な社会を実現する地方財政システム」として京都大学公共政策大学院の諸富教授のお話を伺いました。経済・社会・環境の持続可能性を探るとき、地方自治においては「広域連携」と「地方中枢拠点都市構想」が検討されているということでした。逆に市町村間の「合併」は効果が疑問だとして現在では推奨されていないらしいです。コンパクトシティを目指す富山市と住民自治が徹底されている長野県飯田市の例を説明してくださいました。ここでも情報公開・情報共有がキーワードでした。人的資本へ投資し、社会関係資本を構築することで持続可能な発展を得られる、という結びは興味深く、高石市にも是非目指してもらいたい方向だと思いました。 とても有意義な一日でした。  
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