明日から予算委員会
議案の精査に追われ、なかなかブログが更新できません。
福祉土木委員会の報告は機会を改めます。手元に資料を持ち帰るのを忘れました(^_^.)すみません。
本日は総務文教委員会でした。私は委員ですので審議に出席し、色々と質疑し、意見は述べましたが結果として本日付託された6議案にはすべて賛成しました。
賛成するのに本当に迷ったのは議案15号、および議案29号です。どちらも高石市土地開発公社の解散に関わる議案でした。土地開発公社は高石市が100%債務保証をしている、いわゆる第3セクターです。総務省から、平成25年度までなら土地開発公社を解散するために借金することを認める、しかも利息の半額を国が払う、という特別な許可が全国の自治体に出されています。
高石市もそれに乗ろうとしています。その借金の額が・・・約50億円です。
50億円も借金すると「実質公債費比率」という数値が悪くなり、財政に自由度がなくなります。でも、借金せずに公社のままにしておくと高い金利でずっと公社が借金を抱えることとなり、結局高石市にその負担は回ってきます。
ここで決心して公社を解散すると、効果額(借換えによる利率減および国からの交付金)として毎年5000万円~6000万円が見込める、ということです。つまり公社の解散が平成32年度なので、平成26年度から7年間として3億5000万円~4億円の財政効果が見込めます。
このチャンスを逃すとずっと赤字の第3セクターを抱え続けなければならない、と考えると、賛成する方が後年に負担を残さないという判断をしました。
ただ、大きな差損が発生します。その差損は高石市が負担します。今年度中に金額は確定するようですが、40億円以上になるのではないかと私は考えています。
高石市には不要不急のものにお金を使う余裕はありません。その観点から、しっかりと明日からの予算委員会でチェックをしたいと思っています。