保育所の選考委員会が再度ストップ
昨日11月12日午後6時半より、羽衣保育所を民営化するための事業者選考員会が再開されました。しかし、再度ストップしてしまいました。
この間のことはブログでもお伝えしてきました。
http://yamashikimegumi.com/2012/10/12/保育所の選考委員会がストップ!/
http://yamashikimegumi.com/2012/10/24/臨時議会終了-3/
以上のブログでもお伝えしたように、前回の委員会は「要綱だけで設置された選考委員会は違法の可能性がある」ということでストップし、条例化のための臨時議会まで開き、無理な理屈で条例を作りこの委員会を附属機関としました。しかし、その条例に基づいた委員の委嘱はないままに委員会が開催されたのです。
しかも委員に配られた条例文は「施行期日」や「経過措置」や「報酬」について書かれている、肝心の『附則』部分が削られている、という何とも行政のやり方とは思えない状況でした。附則も含めて一つの条例です。それなのに、都合の悪い部分を勝手に削るとは・・・。(浅井保健福祉部長は「都合の悪い部分を削ったわけではありません。」と言ってましたが…。)
2時間ほどの議論の後、一旦ストップして再度正式な委嘱を受けてからスタートしましょう、ということになりました。大切な子どもたちの行く末を決める会議です。このように委員から違法性を指摘されてはストップするような運営で本当に大丈夫なのでしょうか。
そもそも羽衣保育所の廃止・民営化をはじめ、羽衣幼稚園の廃止、高石幼稚園の廃止、加茂保育所の廃止・民営化のいずれを取っても、市民・利用者に理解されないまま強行されています。それが全ての根本にあるのではないでしょうか。保育所の民営化の方法に関して何百人もの市民が監査請求をしています。これは異常事態です。それだけ市民は怒っているのです。高石市はその怒りを受け止め、もっと市民を、子どもを大切にする行政運営をしなければ、高石市の魅力は失われる一方でしょう。
少なくとも今は羽衣保育所の廃止・民営化を一旦凍結し、保護者と向き合うことが求められている場面ではないでしょうか。