大阪府高石市 市議会議員 山敷めぐみ

山敷めぐみ(高石市議会議員)

署名、委員会で否決!

2012年06月09日

8日午後から総務文教委員会で請願署名が審議されました。 私は紹介議員として請願署名の趣旨説明を本会議より詳しく行い、反対する議員の質問を待ちました。 しかし、意外なことに誰からも発言はありませんでした。市民の方々から出された請願署名に反対するなら、きちんと反対の意見を述べるべきだと私は考えます。私自身、議案に反対する時は必ず「なぜ反対するのか」を述べます。それが議員として、議案を出される行政に対しての、そして市民に対しての責任だと思うからです。 反対意見が出なかったのに、総務文教委員会http://www.gijiroku.jp/takaishi/r_committee.htmlの中では私と出川議員以外は反対でした。 私は審議の最後に賛成討論を行い、北幼稚園と羽衣幼稚園、2園とも耐震化しても、高石市の負担金額は北幼稚園だけを耐震化する時と比べても年間200万円ほどしか増えないことなどを発言しました。これは、反対意見や質問があったときに答えようと、文部科学省・総務省に問い合わせて用意していた数字です。誰も質問しないので討論で述べました。 お金がないので国の補助金を使うために今すぐ廃園、と言いますが、昨年の税収は見込み額より4億円も多いのです。さらに、南海中央線(道路)への「せせらぎ」の建設には市のお金だけで7000万円も投入し、道路の両側に人工の川を作り水道水をポンプで循環させて流すそうです。維持費もとれだけ必要なのでしょう。お金がないとは言えないと思います。 ここ3年間の人口の推移を見ると0歳~9歳までの人口は着実に減っています。子育て世代が流出しているのです。片方で子育ての施設を軒並み廃止し、片方でブランド戦略、などと言って無駄(と私は思うこと)に多額の費用を掛ける。子育て世代が減るのも当然です。本当に残念な市になってしまった、と思います。 先日も書きましたが、たった1週間弱の期間で5434人分もの署名を集められた幼稚園の保護者の方々に心から敬意を表します。そして紹介議員として力及ばず、委員会で否決されてしまったことを申し訳なく思います。
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