大阪府高石市 市議会議員 山敷めぐみ

山敷めぐみ(高石市議会議員)

反対討論その2

2011年12月14日

(前項からの続き) 反対の理由4、お金が有り余っているならともかく、財政難、と言って幼稚園を廃止し、保育所を民営化する中で、泣いている市民もいる。一方で市民を泣かしながらまた一方で副市長に1400万円を使う、など、市民の理解が得られるとは思えない。 反対の理由5、これが一番言いたい、と前置きをして…幼稚園・保育所の耐震化が進んでいない。1400万円あれば加茂幼稚園(IS値0.31)、北幼稚園(IS値0.40)、羽衣保育所(IS値0.41)、羽衣幼稚園(IS値0.51)の少なくとも二次診断ができる。先の議会で予算化された高陽幼稚園(IS値0.43)の耐震2次診断費用が220万1千円であったことを考えると、単純に考えると880万円くらいで二次診断ができる。副市長を二人にすることより、どう考えても子どもの命に係わる耐震化の方が優先されるべき。(IS値は0.6未満で危険とされ、0.3未満だと大変危険、という数値です。)スマートウェルネスシティにならなくても、ブランド戦略が立てられなくても市民の生命・財産は脅かされない。しかし、幼稚園・保育所の耐震化は市民の、しかも子どもの生命・身体を守ることに直結している。このことが何よりも優先されるべきと考える。 以上、5点の理由から、副市長を二人にするという条例案には反対します。 という討論をしました。 私の後に、高志会の畑中議員より賛成の立場からの賛成討論があり、そのあとに共産党の出川議員から反対討論があり、この議案に対する討論は終了しました。採決の結果は、私たちクリア高石と共産党の4名のみが反対で、あとの議員はすべて賛成に挙手しておられました。
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