臨時議会終了
昨日、臨時議会が終了しました。
結局、高石市が提出した議案は、2つとも賛成多数で可決されてしまいました。反対したのは、山敷・寺島・出川・明石の4名でした。あとは全員賛成でした。
本会議に先立って行われた予算委員会では、前日に引き続き、また市長との声を荒げたやりとりになってしまいました。私が発言している最中に「それはあなたの思い込みや!!委員長!!委員長っ!!!」と、すごい剣幕で市長が発言を求められたので「まだ私の発言中です!」と、思わずこちらも大きな声を出してしまいました。
その内容は・・・
保育所のあり方検討委員会が7月17日にスタートしました。その中で委員のお1人が、2回目か3回目の会議で「市は民営化を考えているのですか?」と質問すると、「考えていません」という答弁があった、ということを傍聴に行った方から聞きました。
しかし大阪府庁に問い合わせると、検討委員会スタート2日前の7月15日に副市長と政策推進部の理事が2名で「民営化を考えているが、補助金の申請のタイムスケジュールに漏れはないか」という確認に訪れていたことが分かりました。
検討委員会の委員である市民には「民営化は考えていません」といいながら、一方で府庁に相談に行っている。
この不誠実さを問いただしていたら、前述のような市長とのやりとりになったのです。
このほかにも、今回の加茂保育所の民営化については、杜撰な点があります。それは、平成19年6月の福祉土木委員会(保育所のことを話し合う委員会)で、福祉部職員がはっきりと「高石市としては3園を公立保育所として残していきます。」という主旨の発言をし、議事録にも掲載されています。・・・にも関わらず、今回の突然の民営化の発表。一体、あのとき決めていたことは、いつ訂正されたのか。3園を公立で、という方針を転換するためには、部内での会議も開き、議会にも報告しなければならないはず。しかし、まったくそのことを検討された形跡はなく、唐突に加茂保育所の民営化方針が発表されました。
一体、子どもの事を何だと思っているのか。荷物のようにあっちに動かし、こっちに動かししても良いとでも思っているのでしょうか。しかも、あとの2園、羽衣と綾園は公立として残すのか、と訊いても明確な答弁はなし。加茂保育所の保護者の方が、もしも羽衣保育所への異動を希望され、その後羽衣保育所も廃園になる、というようなことは絶対に避けなければなりません。
そのために、方針の明示を求めても、まったく答えられない。子育てに関するビジョンがないとしか思えません。
一方では、高石幼稚園の廃止は決まってしまいましたが、幼稚園再編等検討委員会および教育委員会では高石市立幼稚園は現在5園あるものを3園にする、という方針が出されています。しかし、今回決定したのは高石幼稚園のみで、あとの1園は北幼稚園なのか羽衣幼稚園なのかも明示されていません。
本会議では、私は幼稚園の廃止の為の条例制定に反対の立場から意見を述べました。(反対討論、と言います。討論、というのに論を戦わせるのではなく、ただ言いっぱなしです。不思議な『議会用語』です・・・)。その意見は、また別に掲載いたします。