大阪府高石市 市議会議員 山敷めぐみ

山敷めぐみ(高石市議会議員)

予算委員会1日目

2011年06月14日

6月13日の午後からは予算委員会でした。 まずは市長の専決処分に関する説明を聞きました。専決処分というのは、市長が議会を招集する時間的余裕がないと判断した件に関して、議会を経ずに決定することです。後で議会に報告し、承認を得ることとなっています。 一件目は平成22年度の補正予算でした。その中で、現在行われている境界確定の件での裁判に関する質問が出川議員よりありました。 この裁判は5月26日に一審の判決が出ているのですが、判決文を議会側に示してほしいとの議員の要求に対する市側の最初の答弁は、まだ判決文が手元に届いていない、というものでした。しかし通常は判決文はすぐに届く筈ですので「なぜ未だ届いていないのか」との出川議員の追及に対し「すみません。判決文は本市に届いております。」との答弁が。 ・・・どういうことなのか、瞬時には理解できませんでした。判決文が届いているにも関わらず、なぜ「届いてない」と言ったのでしょうか。 その後、判決文を用意するので暫時休憩、となったのです。「資料が整いました」とのことで委員会室に行ってみると、個人情報の削除が全くなされていなかった、ということで一旦配布された資料は回収され「もうしばらくお待ちください」とのことでした。結局2時間も休憩がありました。 実は昨日の調停に関する議案の審議の中でも、職員の答弁の中で相手方の市民の実名が何回も出てきました。本来個人名を明らかにすることは、してはいけないことです。そして今回のこの件。あまりにも個人情報に関する認識が甘い、と言わざるを得ません。 また、判決文に関しても、ない、と言ってすぐに、ある、というような、よくわからない対応に驚きました。 さらに相手方は控訴されたそうなんですが、控訴の日にちも「わからない」、控訴審の争点を聞かれても「弁護士と相談の上、対応を決める」との答弁でした。裁判を起こしているのは弁護士ではなく高石市です。午前中に審議された調停の件と言い、この件と言い、事務的な対応に大きな不安を感じることが多々ありました。 行政機関というのは、法律にのっとって事務作業を間違いなく行うことが基本だと理解していますが、高石市の対応を見ていて「大丈夫だろうか」と思うことがあまりにも多いことに驚くと同時に不安を覚えます。 議員がしっかりとチェックしないといけないと思います。まずは私自身、勉強しなければならないことが沢山あります。 予算委員会では上記の件のほか、22年度国民健康保険特別会計補正予算、23年度一般会計補正予算(震災関連)、23年度国民健康保険特別会計補正予算、の合計4件の専決処分の報告・承認がなされました。14日、15日は休会です。予算委員会の続きは16日午前10時より、となります。16、17日は、どちらも予算委員会になると思われます。私は中学校給食の件などを質問する予定です。会期は22日までとなっています。
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