調停の申し立て
本日、総務文教委員会が延会(会議が次の日に繰り越されること)になりました。
高石市が市民の方を相手に土地の境界と所有権の確認のために交渉を重ねたものの合意に至らないため調停を申し立てる、という案件の審議で、ストップしています。市側は調停が不調の時は裁判に訴える、という議案を提出してきています。
通常、土地の件で揉める、というと市の土地を市民の方が勝手に使っているので返還要求、ということを考えますが、なぜか今回は逆で、市が市民の方の土地に入ってしまっていて、長年そのまま経過しているので、その部分までを市の土地として所有権を確定したい、ということでした。
どう考えてもおかしいのですが、もっとおかしいことが委員会の席上、出川議員の質問により明らかになりました。問題の土地の実測値を質問した議員に対し、5533㎡である、と市側は答弁しました。しかし、決算書に計上されている面積は8343,57㎡であるとの指摘が議員からあり「どうなっているのか」ということになったのです。
この土地は泉北環境(高石市・和泉市・泉大津市のごみ処理を担当している組織)に高石市が貸し付けている土地なので、市の財産として毎年決算書に計上されています。これを売却したいので、土地の境界を確定する必要が生じたようです。
しかも、公簿上は5084㎡、というのですから、なんだかわからない話です。
現在審議がストップしているのは、8343,57㎡と5533㎡の差、2810,57㎡はどうなったのか、という出川議員、古賀議員の質問に対し、市が答えられず、そのような中でこの議案に対する審議は出来ない、ということです。
月曜日の10時から総務文教委員会の続きが行われます。今のところ高石市では委員会は1階フロアで音声傍聴しかできませんが、よろしければ傍聴にいらしてください。
続きは結果が判明してからお知らせ致します。