大阪府高石市 市議会議員 山敷めぐみ

山敷めぐみ(高石市議会議員)

教育委員会の傍聴報告

2011年05月30日

24 Minutes Elapsed24 Minutes Elapsed / uncle_shoggoth
驚くことにたった24分間で終了してしまいました。 中学校給食の導入について、という議題だったので、どのような白熱した議論が聞かれるのだろう、と思っていたところ、事務局からの説明の後、質問とそれに対する答えで、やりとりが9回。要望がひとつ。以上。・・・で、24分間で終了でした。傍聴に来られた高石中学校の保護者の方2名が間に合わず「もう終わったんですか」・・・と呆然としておられました。 私も所属している高石中学校PTAから、給食に関する検討委員会を設置するようにとの要望書が出ていたにも関わらず、その件については全く触れないままでした。取石中学校PTAの方々も傍聴に来られていたのでお話を伺うと、やはり、給食に関する検討委員会を設置して、保護者の意見も取り入れながら進めて欲しい、と要望書を出されていたそうですが、本日の委員会では議題にすらなっていませんでした。両中学校とも、教育長と市長に宛てて提出した、と仰っていました。 給食が実際に始まったらPTAの協力なくしては進みません。小学校のPTAでも「物資購入委員会」「献立作成委員会」などに保護者が出席し、担当者と共に様々な活動を行っています。そのPTAからの「検討委員会を設置して」との要望を全く無視して、しかも、前回の教育委員会定例会(5月11日)から今日まで全く会議も開かず、今日の6時に集まって6時半まで協議をしただけで、基本方針から実施方法までを決めてしまう、などということがあって良いのでしょうか。子ども達の食は子ども達の命を担います。しっかりした議論・協議の上に立って、安心・安全で美味しく、食育に関してもきちんと考えられた給食の実施が必要です。しかし今回のこのやり方には「何がなんでも平成24年度の実施を」というこだわりが見え隠れする、と思うのは私だけでしょうか。 実施方法は、自校方式・完全給食、というものでした。各中学校に給食室を設置し、すべての生徒に給食を提供する、というものです。選択制のスクールランチではなかったことに、ひとまず安堵はしました。自校調理は私も望んでいたものです。より良いものにするためにも、いまからでも検討委員会を設置し「どのような給食を高石市の中学生に食べてもらいたいか、そして給食を通じてどのような教育を行うのか」という観点で、現場の先生や保護者、小学校の給食の職員さんや学識経験者なども交えてしっかりと検討し、高石市の中学生にとって魅力的な給食を作って頂きたいと、強く思います。
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