議会、始まってます!

報告が遅くなりましたが、先週金曜日、2月21日から2020年第1回定例会が始まりました。この議会は「予算議会」と言われるもので、新年度予算の審議がメインになります。

今回の予算で新しく示されたのは「まちづくり会社」(地域資源の改修などによる起業支援/公民連携)【起業等支援:3,090万円、旧保健センター改修:2,000万円】。

旧保健センター(関西スーパー隣の府営住宅1階)を改修し、収益施設を兼ねたコミュニティスペースを作り「まちづくり会社」の拠点とする(←動画1:13:00辺りより)。そして「民間活力によるまちづくりの推進」を図るそうです。

2020年度から2024年度までで11件を改修し活用する、との数値目標も。本当に11件もの起業が成立し、まちが活性化するなら素晴らしいことです。また改修ということでは、臨海線沿いの「野外活動センター」の利用促進のため、改修の設計に【2,200万円】が計上されました。

また、高石駅周辺には「えきまち連携会議(官民連携のプラットフォーム)」【2,000万円】が作られて、高架後の高石駅周辺についてコンサルと一緒に考え、多世代が交流し豊かになるまちの拠点となるよう活性化を図る、そうです。

継続の案件としては「我が事・丸ごとの地域づくり」【2,700万円】や「健康まちづくり推進協議会負担金」【8,636万円】が挙がっています。

児童発達支援センター松の実園の北幼稚園跡地移転【設計:4,052万円】、老人福祉センター瑞松苑のデージードーム移転【設計:3,077万円】も挙げられています。詳細の確認が必要ですが、子ども達や高齢者の居場所が快適になることは歓迎すべきだと思っています。

以前より要望していた防災行政無線の内容を電話で確認できるシステムの導入【390万円】や千代田公民館【566万円】と教育センター【566万円】の耐震診断も予算化されており、とても嬉しく思いました。

その他にも気になる予算の数々。請求している資料が出てきたら確認しながら質問内容を煮詰めていこうと思います(^_-)-☆

イエナプランについて

昨日(2月17日)は堺市の長谷川俊英議員のご案内で、イエナプランを日本に紹介した、オランダ在住のリヒテルズ直子さんの講演を聞きました。リヒテルズさんはオランダ教育研究家でもあり、現在の日本の教育でもイエナプランを取り入れて改革することは非常に有効である、とおっしゃっていました。実際に長野県佐久穂町には民間のイエナプラン小学校が開校しており、遠くは九州からも移住して入学した児童もいるそうです。また広島県福山市では公立でイエナプラン小学校を開校する準備が進んでいます。

【写真の一番右側(手前)に写っているのが、リヒテルズ直子さんです。向かって左側は小林昌子和泉市議会議員】

講演会のあと、お食事をご一緒させて頂いた時に私が「高石市でコミュニティスクールの推進を提案してるんです」と言うとリヒテルズさんは「イエナプランでビジョンを構築し、コミュニティスクールを導入しては?」とアドバイス下さいました。オランダでも地域住民の力を教育に活かす取り組みは進んでいるようです。

イエナプランは「頭で学ぶ知識やスキルだけではなく、心や手の発達を学ぶための教育」とされており、私も大学で学んだ、ペスタロッチが提唱した「頭と手と心」とも共通する概念で構築されています。「異年齢学級」が基礎となるので、教育が「違い」から出発します。学習が進んでいる子どもは上の年齢の内容、遅れている子どもは下の年齢と一緒に学ぶので「できる子・できない子」が生まれません。子ども達に「自分はどんな人間になりたいか」を問いながら、AIに代替されうる知識やスキルではなく、「問うこと」を学ぶための方法がイエナプランの一つの柱です。

大人の在り方、教育行政の在り方も問われます。今議会の一般質問ではこのテーマをとりあげ、今後の高石の教育についての提案につなげたいと考えています。広島県福山市の教育長は2016年の市制100周年を機に「福山100NEN教育」を発表され「教育が福山の未来をつくる」と明言。そのことがイエナプランの導入に繋がっているようです。高石市は何年後までを見通して教育を考えているのか、についても聞いてみたいです。

広域水道議員全員協議会

今日は、大阪府広域水道企業団の議員全員協議会でした。今年度までに泉南市・四条畷市・阪南市・豊能町・忠岡町・田尻町・岬町・太子町・千早赤阪村の水道事業は広域企業団に統合され、2021年度からは藤井寺市・大阪狭山市・熊取町・河南町が統合されます。これで13市町村が統合されることになります。統合されると水道事業は市から企業団に移され、市議会では審議の対象から外れます。

トップを切って2017年に統合された四条畷市が当初の予想より経営状況が思わしくなく、2029年度までは黒字と見込まれていたのに2025年度から赤字になる見通しとなってしまいました。今日は四条畷市の議員が説明を求めていました。水需要が予測を下回ったこと、建設改良費が予測より多く必要になったことが原因、との答弁でした。

四条畷市の今後10年間の収支。2025年から赤字の予測です。

このように、自分の市の水道のことなのに市議会ではなく企業団議会でしか質疑できなくなるのです。

高石市は、信太山浄水場の件もあり、今のところ広域水道企業団との統合については具体化していません。ただ、2011年にスタートした企業団は20年間をひとつの目安として府内1水道を目指しています。今後、高石市の水道事業がどのように推移していくか、また、広域水道企業団の事業展開がどうなっていくか、しっかりと注目しなければなりません。が、大変残念なことに来年(2020年)度は高石市は議席がなくなります。1市町村1議席を主張してきたのに、結局結論が出ないままに年度末を迎えることになりました。

今日の全員協議会では議長から「定数の問題については来年度にしっかりと議論をする」との発言があったので、2022年度からは1市町村1議席以上が確保されることを期待しています。企業団の定例議会は2月14日に開催されますので、議席がなくなる前に、その場で確認すべきことはしっかり発言します。今日、議案を受け取ったので早速準備に入ります。

学習会報告2

1月29日の学習会報告の続きです。午後からのテーマの1つめは介護保険。1997年に介護保険法が成立し、2000年4月に施行。この前提には「高齢社会」があった、と講師の富田林市議吉年ちず子さん。「高齢化社会」と「高齢社会」は違う。高齢化率が7%を越えた1970年に既に「高齢化社会」と言われていた。その2年後に有吉佐和子の「恍惚の人」が上梓され介護が社会問題に。1989年には高齢者保健福祉推進のゴールドプラン制定(その後、新ゴールドプラン・ゴールドプラン21と続く)。1994年には高齢化率が14%を越え「高齢社会」到来。1997年の介護保険法成立の後、2005年・2014年・2017年にそれぞれ法改正。現在は、2021年度にスタートする第8期介護保険事業計画を各市町村で策定中なので、議員として第7期計画で始まった「総合事業」の実施状況の把握と検証などが重要。というお話でした(ものすごく要約)。

吉年さんが所属しておられる会です

午後からの2つめのテーマは「会計年度任用職員」。1994年の328万人をピークに2016年には274万人となった地方公務員。一方で非正規公務員は64万人に達しています。正規職員が減らされた分の仕事を非正規の方々が担っていることがわかります。この非正規公務員の待遇が「官製ワーキングプア」と言われるほど厳しいものであることを受けて、国が地方公務員法などを改正し待遇改善を目指したのが「会計年度任用職員」なんですが、多くの問題が指摘されています。

高石市の現状(昨年4月時点)では、正規職員が343人、非正規職員が205人(+再任用短時間25人)となっています。今年の4月から導入される「会計年度任用職員」について、待遇面で改善されることはボーナスが出ること、昇給すること、などが挙げられます。しかし、ボーナスが出ても月給が下がる(年間の手取り額は変わらないが、生活は困難になるとの声が出ている)ことや、職の整理により仕事を失う人や役割が限定される人も出ることが懸念される、ということが学習会で講師から指摘されました。

2月21日から始まる次の議会では、正規・非正規に関わらず、市民の生活に密着して仕事をして下さる公務員の方々が安心して職務に取り組めるよう、高石市では具体的にどのようになるのかをしっかりと確認しようと思います。

第114回市民派学習会報告1

昨日は箕面市で開かれた市民派議員の学習会に参加。内容は「議会改革」「第8期計画に向けた介護保険制度」「会計年度職員」と、まさに今必要な知識ばかり。本当に勉強になりました。

議会改革についての講義をしてくださった、林はるのぶ西脇市議会議員

10時からは議会改革について。高石市でも28日(火)には議会へのタブレット導入について業者からのデモンストレーションが開かれました。これも議会改革の一環です。でも、西脇市の議会は凄すぎます。市内に80ある自治会単位で議員全員が交代で議会報告会を2年間かけて実施。議員からの報告は10分程度であとはワークショップ形式で市民の意見を伺う。伺った意見を持ち帰り、議員全員で協議し、必要な調査も議員が行い(例:県道の交通量調査・駅前の駐輪場の調査、など)、政策提言として議会として市に伝え予算化を働きかける。…これだけでも素晴らしいことです。

さらに、定例議会が終わるたびに議員の「反省会」を実施(ネット中継あり)。議員がお互いの質問内容をチェックし、質問の精度を高める。議員が行政に「要望」したり、行政の答弁に対して「ありがとうございます」というなど言語道断、との指摘に深く納得。私も以後、気を付けます。

さらにさらに、議会から選ばれる監査委員が議員を対象に「監査報告会」を実施。この報告を基に決算審査を行うそうです。こんなことが出来るのか!と目から鱗が落ちました‼

議員の仕事は4つ、と林議員。①市の意思決定(議決機関)②行政の監視(チェック機関)③民意の集約(意見集約機関)④政策提案(立法機関)

西脇市議会は、議員個人としてはもちろん、議会というチームとして市民から信頼されることを目指しているそうです。高石市にも必要な視点です。行政という大きな力を持っている組織をチェックするためには個人の力では到底及ばないので、チーム議会としての機能をアップさせていくことは重要だと改めて感じました。残り二つのテーマについては項を改めます。