大阪府高石市 市議会議員 山敷めぐみ

山敷めぐみ(高石市議会議員)

条例を議員提案します

2011年06月20日

中学校給食が導入されます。来年9月より高南中学校の給食がスタートするそうです。自校調理式になったようで、とてもうれしく思っています。しかしこの給食の導入は、とても急いで決定されました。 今年2月に橋下知事が中学校給食の導入に際し、補助金を出すことを発表しました。すると阪口市長は2月28日には知事を訪問し、中学校給食の導入を知事に約束しています。翌3月1日の新聞に掲載されていました。 しかし、市長がそのことを発表するまでに、高石市で給食の導入に関して議事録に残る会議は一度も開催されていません。予算委員会で確認したところ、教育委員会事務局で市長の意向を受けて導入を決定した、という答弁でした。 さらに、この記者会見が行われてから、5月30日に臨時で教育委員会が開催されるまでの間にも議事録の残る会議は一回も行われていません。中学校の給食というのは、本当に大切な子どもの食の問題です。どのような検討過程で実施が決まったのか、さらに給食の内容や給食費などの問題について、どのように扱うのか、しっかりとした検討委員会を設置してほしい、と予算委員会の席上でも申し上げましたし、このブログにも書いたように臨時の教育員会の前には要望書も提出しました。しかし、教育委員会の席上では要望のことは一切取り上げられず。他団体も要望書を出していたにも関わらず、なぜかスルーされていました。今回の予算委員会の席上でも検討委員会の設置は考えていない、というお答え。 他市の状況を調べても、長いところで3年以上をかけて検討委員会などで内容についてなども詳細に答申していたりしています。高石市のように拙速に(給食実施決定から、給食室の工事を含め、給食の実施までわずか1年数か月で)中学校給食を決定し、実施する市は珍しいです。急がず、生徒や保護者や現場の先生、調理を担当する人、衛生管理をする人、などを含めた検討委員会を、是非立ち上げて頂きたく、条例をだすことにしました。「給食検討委員会設置条例」です。 ここには、保護者や生徒も検討委員会に加えるように規定しています。様々なアンケートを見ると概ねどこの市でも、中学生の給食希望は本当に少ないです。もっと希望が少ないのは先生です。でも、実施されることは決定ですので、少しでも生徒さんや先生方の意見を聞いて、それを取り入れて、保護者も含めた皆が喜ぶ給食を実施してほしいと、切に願います。 私は中学校給食が自校調理で導入されることには大賛成です。あとは中身です。運営の方法がしっかりとしたものになるかどうか、というのはとても大切です。 うちの息子たちは3人とも中学校給食には間に合わなかったけれど、これから高石市で育っていく子ども達のために、本当に良いものを作りたい、と思います。 条例案提出に関する顛末は、またご報告いたします。
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