大阪府高石市 市議会議員 山敷めぐみ

山敷めぐみ(高石市議会議員)

懲罰?

2020年09月23日

今朝の謎、本会議場に入ったのに誰も居なかった件は、その後すぐに事情が分かりました。そこから怒涛の一日でした。ようやく報告ができます。

なんと木戸議員に対する懲罰動議が、清水議員を代表とする4人の議員から出されていたのです。出されたのは9月18日。会期中なのですから、当該議員もしくは会派に連絡があって然るべきだった、と思うのですが何の連絡もなく、私たちは何も知らされず10時に本会議場に座っていたのです。

【懲罰動議の提出者です】

懲罰動議の提出理由はというと

【懲罰動議の理由です】

上記の理由で会議規則第106条、つまり「議会は品位を重んじる」条項に違反した、ということでした。しかし「中傷」というのは「根拠のないことを言いふらして他人の名誉を傷つけること」。木戸議員は根拠のないことは全く発言していません。また「請願者の趣旨と異なる説明」というのは、動議提出の清水議員の趣旨説明によると「請願の趣旨を述べる際に別に議員個人の議会運営委員会に対する不満を述べた」ことを指しているということでした。不満を述べたら懲罰?ちょっと理解に苦しみます。

結論から言えば、懲罰特別委員会での審議において全会一致(!)で「懲罰を課すべきでない」との結論に至りました。私は当然のことと思います。外形的に明らかな、例えば暴力を振るうなどの事象があったならともかく「中傷」とか「信頼の失墜」とか客観的に判断しようのない事象で懲罰に問われるなら議員の自由な発言は封じられてしまいます。議会の権能を議会が自ら狭めることに繋がることを懸念します。

今日は一日、この件に時間が割かれました。明日、本来の審議である議案についてが本会議に諮られます。その後、一般質問となります。ネットでの傍聴、よろしくお願いいたします。

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