学習状況調査、ちょっと大変・・・

昨日傍聴した教育委員会定例会に、今年度の学力・学習状況調査の結果が報告されました。私は学力調査だけが教育を測るバロメーターだとは決して思いません。思いませんが、今回の結果で一番気になるのは中学生の数学B(応用問題)(←確かに難しい・・・(^^;))において、高石市の中学3年生が23%の問に対して「無回答」だったということです。全国平均が12.6%なので、高石市は10%も多いということになります(大阪府平均は15%)。

無回答、というのは当たり前ですが解答用紙に「何も書かない」ということです。

ちなみに3年に1度行われる理科のテストでも今回の無回答は10%(全国平均5%)。

無回答というのは「諦めている」ということではないか、と心配します。

少しでも分ることがあれば書いてみる。最後まで考えることを諦めない。・・・このような生徒を育てる教育を目指して欲しいところです。

一方、学習状況調査における高石市の中学生の特徴として私が常に指摘しているのは「自己肯定感が低い」ということです。今回の調査でも「自分にはよいところがある」と答えた中学生は61.4%(全国平均78.8%)。

無回答の多さと自己肯定感の低さはリンクすると考えます。これは学力の問題としてでは無く、生きていく力を育てる視点から問題を捉え直す必要はないでしょうか。中学校では生徒を頭から否定すること無く、生徒が自信を持てるような教育は行えているでしょうか。

教育委員からは「タブレットなどに頼りすぎて実体験が不足しているのでは」との指摘もされていました。高石市では市長が「教育現場のICT化推進!」などと言って、毎年多くの台数が学校に配備されていて、業者のウェブサイトにも大々的に「高石市の教育の質を高める」などと喧伝されています。

昨日の教育委員会では「高石教育ビジョン」の原案も示されていて長時間掛けて中身の検討がされていました。家庭教育の重要性、教育に関心のない保護者をどうすればよいか、などに時間が費やされました。これは大切な議論だと思って傍聴してました。一方で「ボランティアとの協働」という文言が削られていたのに、そのことへの言及はありませんでした。

高石市では「学力向上大作戦」という「大作戦」が展開されているようです。でも私は学力向上より自己肯定感の向上を第一目標に掲げて頂きたいです。遠回りなようですが、そのことが学力向上にも必ず繋がります。普段の授業や学級活動、クラブ活動を通じて一貫した「自己肯定感を育む」観点での生徒との関わりを先生方にはお願いしたいです。これには高いスキルが必要です。言葉掛けひとつ、態度ひとつで受け止め方は変わるからです。教員は自分の感情や好悪で言葉を発したり態度を変えたりしてはいけません。相対する生徒にとって教員自身のどのような態度や言葉がベストなのか、を常に自問し最適解を導けるように教員自身の訓練が必要です。

さらに私は、生徒の自己肯定感を育む一助として地域の力も借りて欲しい、と思っています。議会でも何度も何度も提案しています。遠からず法律で義務づけられそうな「コミュニティスクール」。現在は努力義務ですが、今から研究し地域への働きかけを始めなければ、本当に良い形での導入は望めません。

教育の話になると、つい熱くなり長文になりました。高石市の中学校で学んで良かった!と全員が満足して卒業できるような教育を目指して頂きたいと願います。

 

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