大阪府高石市 市議会議員 山敷めぐみ

山敷めぐみ(高石市議会議員)

悔しい否決

16時35分に始まった、市長の再議を受けての本会議。質問通告が7人から出ていたため、冒頭で4時間延長が決定。その後、7人が次々と質疑応答。1人30分と決まっています。私も自分の時間をめいっぱい使って質問。冒頭に「今回の再議は全く理解できない」と申し上げ「来年度の入園予定3歳児が12人しか居ない。議会では保育料値下げが可決。どう考えても値下げしかない。なのになぜ再議か?」と質問。例によって訳の分らない答弁が5分ほど続きました。たまりかねて議長に「30分しか時間がない中で、聞いてないことに長々と答えることをやめさせてほしい」と抗議。議長も市長に「適切な答弁を」と求めて下さいましたが、市長の態度は変わりません。人が質問しているのに挙手する態度も酷いものでした。

他の議員ともあれこれあったものの19時35分頃からの採決。

保育料据置きに賛成が9名。反対が7名。しかし再議なので3分の2の賛成がなければ可決できません。なので、全く残念で悔しいことながら賛成多数なのに否決。理不尽な結果となりました。

保護者にとったら保育料は安い方が良いに決まっています。特に来年度は公立幼稚園には通園バスもなく保育時間も民間より短い中で、保育料だけが民間と同じ、というのは納得できないことでしょう。子育てナンバーワンが聞いて呆れます。

「たかい たかい たかーい市」というのは「保育料のこと?」って感じです。

国は消費税増税分で3歳~5歳児の保育料を無償化すると言っています。実現すると、導入までの間のたった1~2年間に3歳児・4歳児のご家庭のみ、最高額の徴収となります。不公平です。そのことも私を含め何人もの議員が指摘していました。

どの方面から見ても今回の阪口市長の再議には妥当性はありません。議会の議決をも覆す独裁的な政治だと感じ、本当に情けないです。

 

 

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