視察報告(総務文教委員会)

英語・中国語・ハングルでの表記があります

19日(木)から一泊二日で東京都千代田区と埼玉県富士見市に、路上禁煙条例についての視察に行きました。

千代田区には皇居もあり、霞ヶ関・秋葉原など多様な街もあります。住民は約59,000人と高石市と変わらないのですが、昼間人口はなんと約100万人とか。タバコのポイ捨ての量も大変なものだったそうです。なので1999(平成11)年にいわゆる「ポイ捨て禁止条例」をスタートしたものの罰則規定も無かったため目立った効果は無かったそうです。

そこで、2002(平成14)年に全国で初めて罰則規定を設けた「安全で快適な千代田区の生活環境の整備に関する条例」を制定。皇居を除く千代田区全域を路上禁煙区域として違反者には2,000円の過料を科しました。非常勤職員として区長から現金収納員の委嘱を受けた警視庁OB職員などが休日を含む毎日パトロールを行い、違反者からはその場で過料を徴収。徴収率は81%だそうです。定点観測をしている秋葉原中央通りではポイ捨てされている本数が条例施行前の1日995本から昨年は6.4本と激減しています。

外国人からも過料を徴収するそうで、そのために看板も多国籍言語での表示となっています(写真参照)。

一方で喫煙者にも配慮しており、公共施設に8件、公園19件、民間で10件の喫煙所も設置。民間の設置には手厚い助成制度を設けています。

区を挙げての啓発活動にも力を入れており、年に3回は管理職総出で駅頭キャンペーンを行い、年に2回は「千代田区一斉清掃の日」を設けて区民と区、事業者等が一体となった美化活動を行っています。現在は「ルールからマナーへ」を目標に取り組んでおられるとのことでした。

九段下駅から区役所まで歩いたのですが、植え込みなどに吸い殻やゴミが殆ど落ちていないのは流石!でした。

翌日は富士見市へ。人口約11万人で、昼夜間人口比率は72.4%という住宅都市です。こちらは議員提案で条例が制定されています。2007(平成19)年10月1日に「富士見市をきれいにする条例」施行。名前を見たら中身が分るネーミングにしたそうです。罰則規定はありません。定点観測などの数値での把握もされていないそうですが、安心安全道路クリーン事業などでは路上喫煙やポイ捨てが減少していることが体感できる、とのことでした。今後、罰則(過料)についてを条例に盛り込むことは考えていないのか、と質問すると「モラルの問題として捉えているので、規定する予定はない」とのお答えがありました。

現在は市内の3駅周辺に美化推進重点区域と路上喫煙禁止区域が2010(平成22)年に指定されています。指定後2年半にわたり緊急雇用創出基金を利用しパトロールも行ったそうですが、現在は定期的な街頭キャンペーンのみとなっているそうです。

今年6月に市と商工会とで美化に関する協定を結び、腕章をつけて美化活動を行うことや協力店にはステッカーを貼ることなど、活動の「見える化」と進めておられます。美化活動は市民協働の原点、との言葉が印象に残りました。

高石市の総務文教委員会では現在、路上禁煙に関する条例の研究をしています。今回の2箇所での視察結果を活かして、高石市に合う方法での条例制定を目指したいと思います。

 

2 Comments to "視察報告(総務文教委員会)"

  1. のぞまま's Gravatar のぞまま
    2017年10月31日 - 2:02 PM | Permalink

    町がきれいであることは、イメージアップにはとても有効だと思います。
    きれいな町はすんでいる人もモラルも高く、生活環境も良さそう
    だと言う感じがするからです。

    うちも道路に面しているためしょっちゅうたばこやゴミのポイ捨てがあり
    正直困っています。銘柄が同じたばこが多いので同じ人かもしれません。
    法律上の罰則があれば困っている人も市や警察に何か対処を求めること
    ができますので助かります。

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