道徳の教科書について

7月12日に教育センターでの教科書展示に行き、感想を書いてきました。

報告が遅くなりましたが、8月9日に開催された道徳の教科書採択の教育委員会での議論について書きます。

まず冒頭で教育次長より、26団体より教育長宛に、1団体より教育委員会宛に要望書が提出されたことが報告されました(内容には言及なし)。また、規則に基づいて小学校長・中学校長・保護者代表2名・教育委員会事務局2名の計6名による選定委員会が開催され、1ヶ月半にわたっての調査研究がなされたとのことでした。さらに6月12にら7月20日までの教科書展示には市内から31名、市外から7名が来られたそうです(私は市内からにカウントされている筈・・・)。

審議では、道徳について成績をつけることは難しい、どういう視点で評価するのか、との質問に対し、数値での評価はせず、記述での評価である旨が答えられました。それを考えると、教科書とワークブックのように分冊になっているものが扱いやすいのでは、という意見が多く出ていました。また、現場では若い教員が増えていることから、経験の浅い教員にも扱いやすい教材が望ましい、という声も多く聞かれました。教育長からは「生命尊重の観点が大切。そもそも道徳の教科化の話はいじめ問題からきている。それをどのように扱っているかが大切」との意見が示され、その点でも「いじり」と「いじめ」をはっきり分けて捉えさせる日本文教出版が良いのでは、という結論になったようです。

私が問題だと感じたのは、高石市での調査で「イジメはどんな理由でも許されない」と考える生徒数が2015年度には96.3%居たのですが2016年度には95.2%と減少しているという報告があったことです。この問題は2013年12月議会でも取り上げましたが、イジメを容認する空気は、学校に安心して通うことを難しくします。

そもそも道徳を教科として扱うことに私は非常に懐疑的なのですが、でも教科として実施する以上は、イジメは許さないという空気の醸成に資するような授業をして頂きたいと願います。道徳の教科書は“「パン屋」は「伝統と文化の尊重」「国や郷土を愛する態度」に照らして不適切”という検定意見により「和菓子屋」に変更した、というようなことが問題視されていましたが、そんなことに汲々とするのではなく、おおらかに子どもの人生を幸せにする概念を伝える時間になれば良いのに、と思います。

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