第104回市民派議員学習・交流会

本当の「わがことまるごと」のお話しを聞けて良かったです!

久しぶりに日程の都合がつき、学習・交流会に参加してきました。今回のテーマは「地域福祉」。高石市の6月議会では議案撤回となった「わがこと・まるごと」の国の検討委員会のメンバーでもある、豊中市社会福祉協議会の勝部麗子氏の講義を始め、高齢社会をよくする女性の会の植本眞砂子氏、ぐーてん子ども食堂の和田美穂氏、若者のキャリア支援をしているキャリアブリッジの白砂明子氏・廣水乃生氏、障害者の代理投票についての国賠訴訟の原告である中田泰博氏など、多彩な講師によるお話は盛りだくさんで、ついていくのがやっと、でした(^_^.)。

中でも「わがこと・まるごと」の豊中での取り組みは、本当に素晴らしいものでした。勝部さんによると困窮には2種類ある、とのこと。それは経済的困窮と人間関係の困窮だとのお話しでした。

豊中市で2014年に策定された第3期地域福祉計画には市民へのアンケートだけではなく、民生・児童委員へのアンケート、福祉事業者などへのアンケートを実施し、さらに地域でのワークショップにより市民の声が反映されています。中でも素晴らしいのは中学生の福祉体験からのワークショップにより次代の担い手である若者の意見も取り入れている点です。ここに地域のことを「わがこと」として捉える原点があります。また、市民に対しても積極的な繋がりが持てるように、随所に工夫をされています。勝部さんのお話からは、希薄化した人間関係・近隣関係を繋ぎ直す役目を福祉の担当者が担っておられる様子がよく分かりました。

例えば、高齢者の集う場所を整備しても参加者の8割~9割が女性という現状から、男性が興味・関心を持って取り組める事業は何があるのか、ということを男性の高齢者と共に考え「空き地を畑に、食を考える“豊中あぐり”」という農業を行う団体を立上げ、今では多くの男性高齢者が参加され、子ども食堂への食材の提供などをされている、ということでした。

高石市のように国の補助金を持ってきて、NPOが市民との繋がりを目的として活動している場所を奪ってまで上から目線で次々と新しい施策を実施しようとしても「わがこと」には到底なり得ないと改めて思いました。懇親会で勝部さんに質問する機会があり、6月議会での議案撤回の顛末を話すと、参加者から失笑が起こりました。恥ずかしいことです。

市民のニーズに寄り添い、SOSを出せない人が居ることにも思いを馳せ、地道に取り組むことが福祉の第一歩です。今後もこの視点を忘れず、様々なことに取り組んでいきます。

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