府中市と武蔵村山市へ(総務文教委員会視察)

とても興味深く説明を伺いました

とても興味深く説明を伺いました

24日(月)~25日(火)は、総務文教委員会の視察で、東京都府中市と武蔵村山市に行きました。いずれも義務教育、特に小中一貫教育とコミュニティスクール(以前も九州に視察に行きました)についてがテーマでした。

府中市は小学校22校、中学校11校で小中一貫教育に取り組んでいます。義務教育9年間を通して子どもの個性の伸長を図ること、そのために一貫したカリキュラムの策定に取り組んでいることなどを伺いました。現場には「小中一貫教育コーディネーター担当教員」が今年度より定数内で配置され、市のお金で2時間の授業軽減分の講師を雇用して(2,230円/1時間、15万6,100円/1校)負担軽減を図りながら小中連携に取り組んでおられます。また、コミュニティスクールと小中一貫教育は非常に親和性が高いと言われ、「学びを繋げる」「育ちを繋げる」「地域を繋げる」というキーワードの下、市立小中教育研究会で小中合同で研究授業に取り組んだり、研究会を実施したりして、校種の違う教員の交流は深まっている、とのことでした。

小学校の1校は文部科学省指定のコミュニティスクールとして、他の32校は府中版コミュニティスクールとして、地域住民から「地域コーディネーター」を報酬1時間1,090円(都が2/3負担)ということで依頼し、平成26年度から事業を開始されています。

視察の冒頭に、市議会議長の市川氏から「中学校がとても落ち着いてきて、それと比例して学力も向上してきています」とご紹介があり、様々に工夫して地域住民と共に教育に取り組む姿勢が子どもたちにも伝わっていることを素晴らしいと思いました。

武蔵村山市では中学校5校、小学校9校がある中、小中一貫校が2校設置されています。施設一体型が1校(村山学園・平成22年開校・校長1名)、施設隣接型が1校(大南学園・平成28年開校・校長2名)です。残る3中学校区では施設分離型の小中一貫教育が行われています。

またコミュニティスクールは村山学園で平成23年度より、大南学園では平成25年度より導入されており、現在では全ての学校が指定されていて「地域が学校を支え、学校が地域に貢献する」をテーマに地域と共にある学校作りを進めています。

村山学園では、小中一貫校にする以前の平成18年~19年にかけては不登校率が12%と高かったということで、かなり課題の多い中学校だったと推察されます。しかし、平成27年度には2.6%にまで減少しており、一貫教育とコミュニティスクールの導入で中1ギャップと言われる段差がなめらかになったことの効果だと分析されていました。すばらしい効果だと思います。ここは隣接する小学校と中学校を渡り廊下で繋げて一貫校にしたのですが、体育館もプールも2つずつあったものを解体し1つに纏めたり廊下棟を新設したりということで約10億円を施設整備に投入したそうです。

高石市では施設一体型は難しいでしょう。なので小中一貫校ではなく小中一貫教育(既存の小中連携をカリキュラム面などからの一貫性を高める教育)の検討と共にコミュニティスクールについても国が義務化する前に自主的に研究を進め、高石市に合った方法で取り入れる方向で準備を進めて欲しいと思っています。

総務文教委員会でも研究課題として小中一貫教育やコミュニティスクールが挙がっています。今回、委員全員と木嵜教育部長とで視察してきた内容を吟味し、教育委員会と一緒に高石の教育の質を高めることができたら素晴らしいと思います。

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