大阪府高石市 市議会議員 山敷めぐみ

山敷めぐみ(高石市議会議員)

臨時議会

北幼稚園・高陽幼稚園の名前が消されています。

北幼稚園・高陽幼稚園の名前が消されています。

昨日、臨時議会の通知と議案が手元に届きました。議案は3つ。

「第1号 高石市立幼稚園条例の一部を改正する条例制定について。」これは、北幼稚園と高陽幼稚園を平成29年度末に廃園にするために、幼稚園条例から名前を消す、という条例です(写真参照)。言い出してから結論を出すまでが早すぎです。

「議案第2号 たかいし市民文化会館条例の一部を改正する条例の一部を改正する条例制定について」これは、6月議会で改正した条例をさらに改正する、という訳の分からない条例です。6月議会ではアプラに新たに作る子育て施設(?)については有料で保護者同伴で遊具で遊ばせるものであって「一時預かりはしない」「これがベスト」と言い切っていたのに、今回の条例では1時間700円(休日は800円)で一時預かりをする、というもの。言い出したことを簡単に変えすぎです。

「議案3号 平成28年度高石市一般会計補正予算」これは、唯一残る予定の加茂幼稚園の改修の「設計」に842万2千円が計上されています(工事費は数千万単位になると思われます)。加茂幼稚園を含め、3園の公立幼稚園は平成25年に大規模改修をしたばかり。そのうち2園を廃止、1園はさらに改修。税金の大無駄遣いです。また、アプラホールに有料の子どもの遊び場などを作り業者に管理をさせるための『指定管理者委託料』を4156万3千円計上しています。

さて、これで本当に「子育てナンバーワンをめざす」まちと言えるのでしょうか。私は言えないと思います。何でも思いつきのようにコロコロと政策を変え、市民が市を信じて納めている税金を無駄にする。3年前に大規模改修したばかりの幼稚園を廃園する。誰も求めていない有料の遊び場に、市民の税金1260万円も使って大型の遊具を設置し民間業者がそれを使って営業する。

絶望的なまでに「子育てのまち」から遠ざかっているのではないでしょうか?

市長は「子育て」をどのように考えているのか。子育ては日常です。子育ては生活です。毎日を楽しく安全に過ごすことが一番。家族だけではなく地域全体が子どもを身近に感じ大切に思える環境を作ることが求められるのです。子どもは「自分は大切にされている」と実感することで自己肯定感を育み自信をつけていきます。それは家族から、身近な大人から、お友達から、先生から、いろいろな周りの人たちから子どもが受け取る「ギフト」です。「おはよう、って言ってくれて嬉しいわぁ」「今日もにこにこ笑顔が良いねぇ」「気をつけて行ってらっしゃい」・・・このような会話をするチャンスを行政が奪ったらあかんと思います。

臨時議会の日程が25日の議会運営委員会で決まったらお知らせします。是非傍聴にお越し下さい。

 

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