
傍聴者への資料のコピーをお願いしています
本日土曜日の午後、幼稚園再編等検討委員会の2回目が開催されました。傍聴の方々が50人ほど来られていたのに資料が用意されておらず、西川教育総務課長に何人もの傍聴者がコピーを頼みましたが拒否。資料も見ずに傍聴ができますか??と押し問答をしていると開会寸前に登場した木嵜部長が指示して何とかコピーは配布されましたが、終了後回収されました(←なんでやねん!)
そんな混乱からのスタート。傍聴席に入りきらない保護者は、はずそうと思えばはずせるのに頑なに動かさないパーテーションの向こうで漏れ聞こえる声を聞くのみ。これ、傍聴って言えませんから。なぜ、せめてスピーカーを部屋に用意しないのか。高石市のやり方は無茶苦茶です。
そして、委員会がスタート。前回に続き、今回も会議資料は委員にすら当日配布!!これで審議をしろというのは無茶です。保護者委員は事前に資料を読み込むことも、他の保護者に説明して意見を聴くことも出来ませんでした。そんな中、今日は委員長の横暴さが際立った印象です。畠中宗一委員長(関西福祉科学大学教授)は、保護者委員が再三「たった今資料を見たところです。急に“どこの園を残すか”とかの判断を迫られても責任を持った判断が出来ません」「今日は傍聴にも沢山来られているので、5分でも休憩を取っていただいて保護者の意見を聴かせて下さい」とお願いされているのに、結局一度も休憩は取らずに、加茂幼稚園を残すこと、平成30年度から北幼稚園と高陽幼稚園を廃園することを強引に決定しました。しかし検討委員会は決定機関ではありません。規則にも諮問書にも「検討し答申する」とあり、意見が分かれたら答申に両論併記すれば良いだけなのに、なぜ強引に採決までして結論を出そうとするのか。委員長に不信感を覚えました。
どこの園を残すのか、ということに対しても保護者委員は「このことは今日、急に示された案で、私一人で判断は到底できないので、いったん持ち帰って検討させてほしい」と言ったにもかかわらず、他の3名の委員(林委員(北幼稚園長)・木勢委員(高中校長)・倉本委員(浜寺幼稚園長))が「本日配布された資料から見ると加茂幼稚園を残すしかない」という主旨の発言をしたことで、畠中委員長は、資料に示された基準の妥当性や客観性を問うことはせず「では、加茂幼稚園を残すと言うことで」と結論づけてしまいました。私は発言した委員に対して「こんな重大なことを、さっき突然示された基準で良く判断できるものだ」と驚きました。委員長も保護者委員の「いったん持ち帰って検討」は無視。中西副委員長の発言には具体的な園名はなかったことも無視。子どもに関わる大切なことを決めるのにこの委員長で良いのか?と心の底から疑問に思います。
しかも資料に示された基準はたったの3項目。前回の高石幼稚園・羽衣幼稚園廃園の際は6項目の基準を点数化して評価していたのに、今回は点数化もせず。発言された委員の一言ずつで決定されてしまいました。例えば「北幼稚園は高石中学校との連携を強くもっているのが特徴です」とか「高陽幼稚園は地域にも密着していて、この繋がりと断ち切るのは勿体ない」とか「でも加茂幼稚園は立地的に優れていて、比較検討したら加茂を残すのがベスト」とかいう活発な議論は全く交わされませんでした。これって結論ありきではないのでしょうか。強い疑問を感じます。
平成30年度から、という教育委員会からの提案に対しても保護者委員が「現在のプレ幼稚園に来ている3歳児が卒園するまで廃園は待って欲しい。せめて廃園の1年順延を」と求めているのに、さらに中西副委員長からも「もうちょっと丁寧に出来ないものかと切実に思う」との発言もあったのに、委員長は強引に採決を取ろうとしました。保護者委員が堪らず「このような採決には参加できないので退席します」と言って泣きながら退席されました。普通なら保護者委員が居ない中での採決はあり得ないと思うのですが、委員長は採決を強行し「平成30年度からということで現在出席している委員は全員賛成されました」という結果に。子どもの最善の利益を考えるべき委員会が、市のスケジュールを最優先する委員会に見えました。
実は、会議の冒頭で保護者委員から「前回の会議での畠中委員長の採決はとても強引だったので、3園を1園にするという採決を差し戻して欲しい。私は反対したら刺されるのではないか、くらいのプレッシャーを感じていた。ここで、3園を1園にすることには反対であることを明確にします」との発言がありました。それに対して委員長は「委員長として採決に瑕疵があると言われるのは納得できない。差し戻しはあり得ない。」と強い口調で反論されました。しかし、前回も今回も私の目には強引な委員会運営と採決に見えました。
次の審議で最終の答申案が決定されるようです。8月15日(月)の午前10時から開催されます。何もお盆の真っ只中に開催しなくても、と思いますが。何をそんなに急ぐのか。中西副委員長が「1年順延は可能ですか?」と聞いた時、神志那子育て支援課長は「できるだけ早く複数学級にしたいので」という答弁をしました。複数学級はそんなに急がないと子どもの最善の利益が確保できないのか?子どものために、というなら地域との密接な繋がりや地元の小中学校との交流や、何よりも自宅近くの幼稚園に保護者と共に登園できることが最善の利益ではないのか。
20年以上前から要望されている3歳児保育にいったん取り組んで園児数を増やす努力をすることが先ではないのか。
すべきことをせず廃園だけを超特急で決めようとする高石市と、その意向に沿うような委員会運営をする委員長に疑問を感じた今日の傍聴でした。
昔の良き高石は、1小学校区域に1幼稚園と非常に恵まれた、子育てしやすい町でした。
それが、今は見る影もありません。三年保育も実施せず、園児が減っていくのを待つとしか思えません。
5園を3園にした時も、よい保育水準をめざしたはずなのに、保育料だけ値上げして、保育内容は何も変わらないではないですか。
今回も、三年保育をしない限り、前回と同じで、園児の減少を辿ると思います。
1園にして、高石市として、どんな幼児教育をしたいのか、めざす子ども像が見えてきません。
残念以外の言葉が見つかりません。
通りすがり様
子育てナンバーワンをめざす、と言っている高石市。公立幼稚園での3歳児保育を他市に先駆けて実施することは、何よりも子育て充実のまち!になると思うのに残念です。
仰るとおり、高石市の幼児教育の目指すところは何なのか。なぜ複式学級が必要なのか。なぜクラスの最低人数は20人とするのか。なぜ?への答えは何も示されず「計算上・理論上1園にする」と血も涙も無いような子育て支援課。
私は子育てや教育は結果が出るまでに時間が掛り、しかも結果を数値化することは不可能な営みだと考えています。でも子どもが幸せになるためには、子ども時代の愛着形成が不可欠で、少人数でベテランの先生にゆっくりしっかり育ててもらうことも大変有意義だと思っています。
その意味でも公立幼稚園の果たす役割は大きいです。畠中委員長も幼児教育の専門家ならもっと子どもの視線や保護者の思いを汲み取る方法を考えられるべきです。行政の言いなりになっているように見受けられることは残念です。
もう一度原点に立ち返って、高石市の子どもたちをどのように育てていくのかということを市民と共に考える機会を設けて頂きたい、というのが正直な気持ちです。
初めまして。公立幼稚園の4歳児クラスに通う子供がいます。
パーティションもあけてくれない非常に聞き取りにくい隣の部屋で傍聴に参加していました。
感想としては検討委員会ではなかったな…という感じです。答えは最初から出ていた。
保護者委員の言う事は全く聞く耳持たず一体何の為、誰の為の委員会なんだ!と怒りと疑問ばかりです。
3園が1園になれば公立の人数は増える。今の1園分の3倍で100名程度見込んでいる。と言っていましたが
遠くなり通う事が困難になる。今回の市の対応に不信感。3年保育も何十年と検討したまま放置。
こんな状況では公立離れは止まらないと思います。
ポジティブに検討します。の言葉はもううんざりです。
早く行動で示してもらいたいです。
園児の保護者さま
はじめまして。コメントありがとうございます。傍聴に来られてたんですね。傍聴、というより「盗聴」って感じだったようですね。酷い話です。本当にお疲れ様でした。
おっしゃる通り、検討委員会、と言うよりは「高石市の無茶苦茶なやり方にお墨付きを与えるための委員会」という印象を私は受けました。
高石市の子どもたちを、どのような教育方針で育てたいのか。その子が10年後・20年後に幸せな人生を送っているために、今高石市として出来るベストな選択は何か。という観点で幼稚園の在り方を検討しているとは到底思えなかったことが、本当に残念でした。誰のための委員会なんだ!という怒りは私も感じています。
高石市の最善の利益のために、ではなく、子どもたちの最善の利益のために検討委員会を運営して頂きたいと切に願います。
先日傍聴しに行きました。こんなにも強引、傲慢で、保護者、市民の意見を聞いてもらえないものか、、、とびっくりしました。
本当に子どものためを思っているのならば子どもを持つ保護者、公立幼稚園に通う保護者の意見を聞いてもらいたいです。
財政のために2園を廃園にするようにしか思えませんでした。複数学級が好ましいならなぜ3年保育を試さないのか。保護者みんなが思っている事だと思います。
子どもの性格や小学校に行ってからのことなど本当に悩んで悩んで未就クラスから通ってそれぞれの公立幼稚園に決めている保護者が沢山います。そして子どももすぐ慣れる子もいれば時間をかけて園や先生との信頼関係を築いてる子など様々です。それを30年廃園で現在の3歳児は年長からは加茂幼稚園に行ってもらう事を前提に募集すると、、、それなら初めから私立幼稚園に3年で行ったのにと思う保護者もいるとおもいます。年長で転園しないといけない幼稚園に通う人はいるのでしょうか。
せっかくの夏休みを不安な気持ちを抱えたまま迎える事になり苦しいです。
山敷さんのようにこどものことを本当に考えてくれる人に幼稚園の事やこどもと関わる事を決めていただきたいです。
3園存続を求める保護者さま
傍聴に来られていたのですね。お疲れ様でした。本当に驚かれたことと思います。
仰る通り、複式学級が望ましい=園児を増やす必要がある=3年保育、というのは本当に誰もが考えることです。不思議なことに阪口市長はその選択はしませんでした。子どものことを最優先に考えているのか疑問を感じています。
私は3年保育の一刻も早い導入を、と何度も議会でも訴えました。導入しても園児が減少するなら色々な手段も考えなければならないでしょう。でも、すべきこともせず「園児が減った」と言って幼稚園を廃止するのは順番が違う!と思います。
高石幼稚園・羽衣幼稚園が廃園されるとき、各中学校区に幼稚園を1園残す、その園は耐震化や改修をして安全で快適な幼稚園にする、と市は約束しました。そして1億3千万以上を使って園舎を整備しました。
それなのに、なぜ今そんなに急いで公立幼稚園を1園にしなければならないのか。全く理解できません。年長での転園が分かってて公立幼稚園を選べというのは酷です。子どもは大人以上に環境の変化に敏感です。それを物を動かすように簡単に動かそうとする高石市には「子育てナンバーワン」という資格は無いと思います。
阪口市長には、一度きちんと保護者と向き合って頂き、公立幼稚園の存在意義について、そして3歳児保育も導入した上で今後のことを考える必要性についてなどを真剣に検討して頂きたいと心から願います。
公立幼稚園の年長組に娘を通わせている保護者です。そして私自身高石生まれの高石育ちで根っからの高石っ子になります。住まいが清高校区ですので、せいこう幼稚園が公立のまま残っていれば幼・小・中と全て親と同じ園、または学校になる予定でした。せいこう幼稚園が私立になってしまったので、それは叶いませんでしたが…。
そして傍聴に行った一人です。あまりの会議の内容の酷さに傍聴席にいながら、お恥ずかしながら声を上げ退席してしまいました。そのあとは別室で全て聞かせていただきました。
こんなに保護者委員の方以外、誰も高石の子供たちのことを考えていない会議の意味を市長に聞いてみたいです。幼稚園の人数が少ないことの何がいけないのか、複式学級の大切さとはなんなのか、心に何も響いてこないのです。むしろ高石市は財政が厳しいので公立幼稚園を切るんだな、としか思えません。
本当に園児数が少ないことを憂いているなら、やるべきことは色々とあるはずです。3年保育や預かり保育、それすらも実行していないし、もし行った場合のシミュレーションすらしてもらえない。少子高齢化が進んでいるので園児数減少はやむを得ない、と言うような趣旨の話が事務局からありましたが、本当にそれだけでしょうか?生まれ育った町の活気が急速に失われていっている気がしてなりません。
先日、加茂幼稚園に市役所の方が来られ1園にするならバスの停留所が必要になってきますね、門の横にある池を潰せば停留所作れますね、との発言をされたようです。この人たちに取っては園児に季節の移り変わりなど色々学べるものも不要だと思っているんだ、1園にするために要求は飲んでやるよ、との上から目線での対応としか思えない発言に、高石の目指す「子育てナンバーワン」なんて、この人たちの心のどこにもないんだと強い憤りと悲しさを感じました。
年老いた私の両親もいるし、生まれ育った町だからと主人の心遣いで高石に住んでいますが、今となってはそれが正しいことだったのか、疑問に思えてきました。
あずりん様
辛い思いをされましたね。お疲れ様でした。「もっとちゃんと子どものことを考えて下さい!」と声を上げられた勇気に感動しました。あの一言で保護者委員の方は本当に力づけられたと思います。また畠中委員長には保護者の皆様の怒りの一端が伝わったことと思います。
仰るとおり、幼稚園で園児数が少ないことの何がアカンのでしょうね。今、教育界では「少人数学級」とか教科によっては「少人数展開」とか言って、少ない人数できめ細やかに指導する、ということが大切にされています。高石市の幼児教育は一歩先行く「少人数保育」です!というのは「子育てナンバーワン」を目指すにはピッタリだと思うのですが。
子育てナンバーワン、というなら、子育て中の保護者の方々の意見を、まずは聞くべきです。
あずりん様
辛い思いをされましたね。でも「もっとちゃんと子どものことを考えて下さい!」と声を上げられた勇気に感動しました。あの一言で保護者委員の方は本当に力づけられたと思います。また畠中委員長には保護者の皆様の怒りの一端が伝わったことと思います。
本当に幼稚園で園児数が少ないことの何がアカンのでしょうね。今、教育界では「少人数学級」とか教科によっては「少人数展開」とか言って、少ない人数できめ細やかに指導する、ということが大切にされています。高石市の幼児教育は一歩先行く「少人数保育」です!というのを売りにすれば良いのに、と思います。さらに大阪府内でも少数派の公立幼稚園3園全てで3歳児保育も実施!とか、夕方6時までの預かり保育や夏休み中の預かり保育も実施!など、次々に幼児教育を充実させたら、公立を選ぶ人が増え、3園の存続も充分に可能になるはずです。
普通子育てナンバーワンを目指すなら、そこから始めると思うんですけど・・・。
また、本当に子どもの成長を大切に考えているなら、幼稚園の池を潰す、などという発想も絶対に出てきません。自然と触れ合うことは子どもの心を豊かに育てる上で不可欠ですから。何でも大人の都合、高石市の都合が優先されることに強い怒りを感じます。
阪口市長は今までも保護者の大反対を次々と押し切って、取石幼稚園、取石保育所、高石保育所、加茂保育所、高石幼稚園、羽衣幼稚園、羽衣保育所と、本当に次々と公立の子育て施設を手放してきました(保育所などは民営化されて残っています)。そのたびに多くの子どもや保護者が傷つき、涙を流してきたのです。
もうこんな市は嫌だ、と引っ越した方も何人も知っています。市政に関わる者として申し訳ない思いで一杯です。
私が議員になったきっかけも保育所の民営化の問題でした。その時から改善どころかどんどん悪くなっている子育て環境が少しでも良くなるよう努力していきます。