3つの公立幼稚園耐震化の費用は・・・

1億2,382万200円!

1億2,382万200円!

先日のブログに書いた公立幼稚園廃園の件。実は、平成23年に公立幼稚園5園を3園に再編することが決められた際、残す3園の耐震化や大規模改修が決定されました。当然のことです。そして、平成24年度から25年度に掛けて耐震化などの実施設計→工事が行われました。実施設計だけで平成24年度に703万5,000円(←p.2 p.3参照)。そして工事が1億2,382万200円(←p.7 p.8参照)(北幼稚園:3,741万4650円。加茂幼稚園:4,178万2650円+ガス管工事154万3500円。高陽幼稚園:4,307万9400円)(写真は平成25年度決算書の1ページです)。合計1億3,000万円以上の税金が投入されたのです。

これだけの税金を使いながら、たった3年後に廃園を決定するとはどういうことなのでしょうか。色々な面で無計画過ぎると思います。

公立幼稚園は、以前は各小学校区に1園ずつ7園ありました。しかし阪口市長は長年にわたり強い要望のある3歳児保育を頑なに導入せず「園児の減少」を理由に、各中学校区に1園、合計3園にまで削ってきました。しかし、これが園児と保護者が一緒に通えるギリギリの距離です。そして、登園・降園の時に保護者同士が繋がり、地域とも顔見知りになり、安心して小学校生活に馴染めるという公立幼稚園の最も大切な面を維持できるギリギリの数です。市もそれを分かっていたからこそ、残った3園を耐震化し、また大規模改修をしたのだと思っていました。残る3園を安心・安全な建物にした上で3歳児保育を導入するものと信じていました。

しかし期待は裏切られ3歳児保育は導入されないまま保育料の値上げが行われ、ますます園児は減少しました。当たり前です。そして今回の廃園の方向性の打ち出し。

政策の方向性が見えません。

市のウェブサイトのトップには「めざすは子育てナンバーワン」と書いてあります。でも保護者の納得も得ず次々と公立幼稚園を廃園し、公立保育所を民営化し裁判まで起こされ(現在も裁判は続いています)、何が「子育てナンバーワン」なんでしょう。公立の子育て施設を廃止することは、高石市は子どもに税金を使いません、と宣言していることと同じだと思います。今回は、せっかく使った税金が無駄になるわけです。

ここは、是非いったん立ち止まって、ゆっくり時間を掛けて公立幼稚園の役割を市民と共に考えてみてはどうでしょうか。もちろん、20年以上も要望されている3歳児保育を導入し、預かり保育も、もっと利用しやすい方法で導入してみて、それでも園児が減少するなら次の手を考えれば良いではないですか。せっかく多額の税金を使って幼稚園をきれいにしたんですから。

急ぐ必要は何もありません。高石市の子どもの育ちを長い目で見て、どの方法がベストかを考える。もちろん、保護者と一緒にです。幼稚園のあり方を検討し始めてから実際に再編に至るまでに8年間を掛けた泉南市の例もあります。

今までの高石市は急ぎすぎていました。今回もそうです。急に「再編」だの「廃園」だのと聞かされる子どもや保護者の気持ちを考えてみてください。いくら「子どものためです」と言われても納得できる訳がありません。

まだ何も決まっていません。検討委員会は決定機関ではありません。今からでも充分間に合います。阪口市長には、ゆっくりとじっくりと子どもの幸せを保護者も市民も一緒になって考える時間を取って頂きたいと思います。

 

 

 

 

6 Comments to "3つの公立幼稚園耐震化の費用は・・・"

  1. のぞまま's Gravatar のぞまま
    2016年7月5日 - 10:37 AM | Permalink

    わかります。
    市の都合ばかりを押し付けて、公立幼稚園を実際に利用する人の
    ことは何も考えてくれないと感じます。
    利用者の要望を聞き入れず、値上げをし、
    公立幼稚園の良さのアピールをすることもないのですから
    園児が減るのは当たりまえです。
    まさしく公立幼稚園滅亡計画としか思えません。

    高石市の政策を見ていると、目先のことだけを見ている感じがします。
    本当に高石市をよくするためには5年、10年、もっとその先を見て
    何をすべきか考えて欲しいです。

    羽衣幼稚園の跡地も建物がそのままで小学校に返してもらっても
    危なくて利用することもできません。
    せめて幼稚園の建つ前に原状回復するのが常識です。
    現実的に考えると、立地も良いし空けたままで放置せず市の方で利用方法を
    きちんと検討するのが当然だと思います。
    プール(元羽衣プール)も老朽化したままで小学校に丸投げで
    いつ故障するかわからず、トラブルがあればプールの授業ができないと
    最小限の利用で済ませているのが現状です。
    小学校の予算ではプールの改修も羽衣幼稚園の敷地の整備も
    できるわけがないのは誰が見ても明らかですよね。
    余りにもいいかげんなやり方だと思います!!
    中学校ではそもそもプールがなく、水泳の授業は1年生で3日あるだけ
    のようです。老朽化した校舎もとりあえずの耐震補強だけですし
    建て替え計画すらないのでは?
    幼稚園だけでなく小中学校教育の現場でももっと本当に必要なものが
    たくさんあるように思います。

    子供の有料施設も、シーサイドの花火もあったらいいなとは思いますが、
    優先順位が違うのではないか、もっと先に予算配分すべきところが
    あるのではないかという思いでいっぱいです。
    子育てを重視するというのであれば、もっと教育現場や子を持つ親の意見を
    きちんと聞こうという姿勢を持って欲しいと思います。
    パフォーマンスだけではすぐに化けの皮は剥がれるとは思っていないようで
    市民やこれから高石市に来ることを検討している人を馬鹿にしてるように
    感じます。

  2. のぞまま's Gravatar のぞまま
    2016年7月7日 - 1:34 PM | Permalink

    子育てNO1を本気で目指すのであれば、ポコンと何かを作るではない
    もっと長期的な視点での計画が必要だと思います。
    そのためには、高石市でどんな子育てをして欲しいか
    子供たちにどんな事をに学んでもらいたいのかをもっと
    考えないといけないのでは。
    器を作っても魂がないとお金の無駄遣いにならないかと思います。

    あと、お金を一度にたくさんかけられないのはわかっています。
    だからこそ、今ある施設の利用法の工夫や建て替えや補修の計画づくりをした上で、
    厳選して新しいものを作るというのが本来の順序だと思います。
    公民館やとろしプラザ、図書館などの施設の利用率ってどうなんでしょう?

    例えば、各稼働率の悪い公民館の会義室の一つを改装して、
    特にイベントなどで混んでいない日はおやつと飲みもの可で
    ちょっと遊ぶのに利用できる形にするというのも子供の遊び場の解決策では?
    家から近いと行きやすいです。
    広くって、靴を脱いでのびのび動き回れる場所があったらおもちゃなんて
    ほんの少しあれば十分です。
    子供だけでなく高齢者の方の健康教室何かにも利用できそうですよ。

    図書館も、子供の本のスペースをちょっと区切った形で音が他のエリアに
    漏れにくくすると、もっとゆっくり滞在できます。
    子供は図書館ですぐ本を読んでもらいたがるけれど、
    どうしても大きの声で笑いますし、いろいろ言いたがるので気を使うんですよ。
    そうしたら、いまは別室になってなんとなく入りづらいお話会も
    子供図書エリア開催が復活できますし。
    知らずに行って「あっ。聞いていく~」ってよくあったんですよ。
    借りに行くときにはちろん「静かに行こうね」って教えます。

    子育てしている人たちにはこんなちょっとした気遣いが
    いろんなところで求められていると思います。
    贅沢な設備でなくてもいいんです。

    あと、施設の利用マップがあればいいですね。
    自分の近所にある施設しかよくわかっていないのが一般の市民の現状かと。
    お金が無いなら無いなりのやり方もあると思います。

  3. 元羽衣幼稚園保護者's Gravatar 元羽衣幼稚園保護者
    2016年7月14日 - 10:13 AM | Permalink

    施設利用マップはすでに、「あそびカレンダー」があります。
    私は、知らない人もいると思うので、一度、広報に挟み込んでほしいなと要望していますが、支援センターの予算では、そこまでは無理なようです。
    中央公民館に自動販売機の設置も希望しています。
    お茶を持っていくのをうっかり忘れると、近くに自販機がなく、かなり不便です。
    自動ドアで便利ですが、出るとすぐに道路が迫っているので、乳幼児には非常に危ない出入口になっています。子供を連れて自販機まで買いに行くのは本当に大変です。プールもあるのでぜひ設置をと要望するのですが、こちらもいろいろ問題があって難しいといわれてしまいます。
    草ぼうぼうの羽衣幼稚園もそうですが、使われなくなった施設や空き家が一つあると、それだけで、周りの活力がどんどんうばわれます。
    幼稚園、保育所、体育館、市民会館、図書館・・・ほったらかし廃施設多すぎでは?
    北幼稚園なんて、もし廃園になってほったらかされたら、目の前の道路が新しいだけにかなり目立ちますよね!!ますます貧乏な高石市の宣伝になります!やめてほしいです。
    公立幼稚園の利用者が減っているのは、どんどん反対しても廃園にしていった市の対応にあります。幼稚園のせいではありません。公立を無くそうとしているのをひしひし感じるからです。
    なので、3園は必ず維持する!3年保育を実施する!を親が確信できることがあれば、入園する子供も増えますし、教育に力を入れる子育ての市として認知が広がりますが、今の政策を強行するのなら、子育て世帯は来てほしくないというメッセージになり、堺市や泉大津市の方がメリットがあるのでそちらに行く人が多くなるという悪循環になっています。
    1億3000万円もかけて、耐震化工事をついこの間やったんですよね?
    それをすぐボロボロ施設にするなんてひどい無駄遣いですよね!!
    私立からのリベートを狙っての政策かと疑ってますが、これ以上、高石市の財産をつぶす政策はやめてほしいです。

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  1. on 2016年8月23日 at 9:13 AM