議運視察~関市・四日市市へ~

議場でタブレットを使用されている様子です

議場でタブレットを使用されている様子です

1月28日~29日に議会運営委員会で「議会改革」についての視察に行きました。28日は岐阜県関市。こちらは議会において資料のペーパーレス化により事務を効率化し省資源化およびコストを削減することを進めておられ、議員23人全員がタブレットなどを使用し議会に臨まれているということでした。基本的には市の予算で購入したiPadを貸与する形式ですが、個人所有のものも認めているとのこと。昨年12月よりノート型PCも使用可となっているそうです。関市の足立議員・猿渡議員が実際にタブレットを操作して、どのような使われ方をしているのかを示して下さいました。書き込みが出来たり、資料を保存し必要に応じ取り出したりと、不自由なく使いこなせたら便利なツールだと思いました。

導入経費が1,272,490円。ランニングコストがWi-Fi関連で13,706円/月。対して導入開始(2013年2月)から2015年度までの紙の削減効果額は769,557円との資料を頂きました。紙以外にも印刷製本等に係る人件費・委託費も削減され、資料配布や情報提供が効率化されたということでした。高石市で導入するには、まずは必要性について議員で共通の認識を持つことと、費用対効果についての試算をきっちりする必要があると思います。

翌29日には三重県四日市市。こちらは議会運営に対し、2014年の6月に日経グローカル誌に「議会改革度全国トップ」と評価されました(全813市区にアンケート調査。回答率100%。回答を数値化して評価)。公開度・住民参加度・運営改善度の評価がいずれも高く、前回調査の4位からの躍進となったそうです。ちなみに高石市は上位100位に名前はなく、大阪府では堺市が前回調査の155位から14位に一気に順位を上げていました。

四日市市が前回と比べて評価がアップした要因は、公開度の評価が上がったことです。現在、本会議と予算委員会、常任委員会をすべてインターネット中継しており、録画配信もされています。また、議案を議会開会前に市民に公開し意見を募り議論に活かす取り組みもされており、さらに議会終了後は議員全員で市民に対して4つの委員会に分かれて「議会報告会」を実施。直接市民に審議内容を説明し、質疑を受け付けておられます。

2011年から、会期を通年とする「通年議会」を採用し緊急の行政課題への対応も可能となっています。また「議員政策研究会」を全議員で開催し分科会を設けて政策立案機能を高め、議員提案による条例制定や改正を行ったり、意見を集約して市長に政策提言をされているそうです。私が「市長を始め執行部はその提言を取り入れますか」と質問すると「議会基本条例第30条で議会意見の尊重をうたっていることもあり、きちんと尊重されている」と、説明を担当して下さった諸岡副議長が答えられ、羨ましく伺いました。

高石市でも現在、議会改革の議論が進められています。今回の視察を受けて、2月9日(火)の午前10時より議会運営委員会で議会改革が話し合われます。音声傍聴しか出来ませんが(←まずはここを改革する必要があります)、お時間のある方は市役所1階ロビーまで傍聴にお越しください。

両市とも議員が一丸となって議会改革に取り組まれている姿勢が素晴らしく、視察メンバーも大いに刺激を受けました。高石市議会でも政策立案機能の向上をめざして議会活動を活発化するために協力して取り組もう、という雰囲気が生まれています。一気呵成にはいかないと思いますが、着実に進めていけるように努力しますのでご注目下さい。

 

 

 

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1 Trackback to "議運視察~関市・四日市市へ~"

  1. on 2016年7月22日 at 8:50 AM