羽咋市と野々市市へ

10月22日(木)~23日(金)に総務文教委員会の管外行政調査に石川県羽咋(はくい)市、野々市(ののいち)市に行きました。羽咋市では主に総合戦略について、野々市市では主に住みよさランキングについてを調査しました。

羽咋市はドラマ「ナポレオンの村」のモデルとなったスーパー公務員のいる市です。が、今回の調査は彼が取り組んだ「自然栽培」も包括した羽咋市の「総合戦略」についてでした。国が人口減少問題に正面から取り組むとして制定した「まち・ひと・しごと創生法」に基づき羽咋市ではコンサルタント業者に委託はせずに独自で戦略を作られている、とのこと(高石市はコンサル委託してます)。どれだけ独自性を出せるか、そして市民にどれだけ人口問題に関心をもってもらえるか、が勝負だと仰っていました。子ども医療費の18歳まで通院・入院とも無料化や学力全国ベスト3の石川県内でもトップクラスの成績を誇る教育力による子育て世代へのアピール。また羽咋市独自の施策として先述のスーパー公務員も関わっている自然栽培普及による農業の活性化や企業誘致などによる転入者増。などを盛り込んだ総合戦略を、既に市民公募委員など21名からなる総合戦略会議で策定されていました。10月末までに策定することで国の交付金を1000万円受け取れるそうです。それなのに高石市では未だに策定されていないどころか委員のメンバーすら決定していません。しかも委員の公募はしないようです。彼我の差に愕然とします。

翌日に行った野々市市は都市データパックで毎年公表される「住みよさランキング」で常に上位に位置し、2015年度版では全国6位となっている市です(因みに高石市は137位)。野々市駅から市役所への道中で驚いたのは新築された戸建住宅の多さと道や街並みの美しさです。市役所での説明を伺うと人口が増え続けており、人口増加率は全国4位、世帯数増加率は全国1位という、何とも羨ましい数値でした。その理由や行政として積極的に取り組んでいることなどを伺いました。

ひとつは区画整理をどんどん進めているということでした。現在は第31次。やはり若い夫婦などは既に出来上がったコミュニティではなく新しく作られる街に魅力を感じるということで流入が増える、という好循環が生まれているようです。そうすると商業施設や医療施設も増え、また人が増える・・・。驚いたことに駅から車で15分ほどかかる市役所の横にスターバックスが出店していました。役所の前は広々とした芝生。中庭には子どもたちが水遊び可能な小さな池。そこに集まる子育て中のママパパたちがスタバも利用されるそうで、繁盛しているようだとのこと。市役所も広々とした気持ちの良い建物でした。市内には子育て支援センターが8カ所、児童館が5カ所あります。また、コミュニティバスも充実していて13,56㎢の市域に4ルートあり、1ルートあたり1日17便運行されていて1乗車100円で誰でも利用できます。休日も平日と同じように運行され乗り継ぎも考慮された時刻表になっています(高石市は11,29㎢に2ルート、1ルートあたり1日5便。福祉バスのため無料だが、高齢者・障害者・妊婦・乳幼児連れのみの利用。運行も月~金のみ。1ルートは土曜も運行)。野々市市ではバスの運行も市民のニーズを考慮しており街の魅力になっていました。

高石市も地域創生の総合戦略を立てるにあたっては市民の意見を十分に反映し、コンサルに丸投げではなく実効性のあるものにして頂きたいとの思いを強くしました。私が常々提案しているコミュニティスクールの導入により、高齢者を含む地域の方々の力を教育に生かすような他市にはない目玉となる施策についても前向きに考えて頂きたいです。本当に勉強になった視察でした。

 

8 Comments to "羽咋市と野々市市へ"

  1. ミサパパ's Gravatar ミサパパ
    2015年10月26日 - 6:04 PM | Permalink

    ナポレオンの村の市長の傲慢な態度は某市長と良く似ていて笑えましたが、市役所の取り組みは正に雲泥の差がありますね。しかし、我が町は歩きたくなる水の止まったせせらぎを楽しみながら遊歩道付きの南海中央線が有りますから、羽咋市には決して負けませんよね(*´∀`)♪

  2. 2015年10月26日 - 8:23 PM | Permalink

    見習うべきことはたくさんありますよね。
    高石市はいろんな面で追っかける市(たとえば堺市と比べて○○など、子の医療費助成に関してもそうですよね・・・)になってしまっています。先をいっている目玉政策のようなものはどこにあるのでしょうか?追っかけるのに精いっぱいになって、しかもおっつかなくなっているように思います。
    新しい発想すらでない状況というか、まずは目先のことしかできない状況になっているように思います。負のスパイラルのような状況でこのままだとどうしようもなくなってしまいそうです。
    今こそ、しっかりとした市として方向性を打ち出し。計画性ある未来構想をしっかりしていく必要があると思います。

    「子ども医療費の18歳まで通院・入院とも無料化や学力全国ベスト3の石川県内でもトップクラスの成績を誇る教育力による子育て世代へのアピール」この二つだけをとっても本当に高石市で実施できるのであれば、若い子育て世代の人口は飛躍的に伸びるように思います。結果、市全体が活性化するでしょう。
    「教育力大阪ナンバーワン高石」など、市としてのスローガンのようなものがあればとっても市民にたいしてわかりやすいですし、そういう市に住みたいと思えるのではないでしょうか?(もちろん結果も必要ですけど)

    いったい未来構想にある高石市のスローガンはなんなんでしょうか?
    もしよろしければ教えてください。

    • 2015年11月5日 - 11:44 PM | Permalink

      やっぱりしっくりこないですよね・・・・
      市民はもっとわからないですよ。多くの人がその関心すらない。
      その関心がないのが普通と考えるのか異常と考えるのか・・・
      高石市に何か特徴のあるものがあるのか、他市と比べて何か勝っている魅力があるのかまったくわからないんですよ。ほんと、どこにむかっているのでしょうかね?

      この前のラグビーのワールドカップがいい例です。
      今まで日本ラグビーは世界では全く勝てないと言われていたんです。
      しかし、コーチを中心として、世界に勝てる日本ラグビーを作り上げるためビジョンをしっかりと選手に示し実行してきた。その結果、あれだけの歴史的な勝利をあげることができた。市を作り上げることと形は違えどもなにか再編のヒントがあるように思うんです。

      若い世代が活力ある町は活気が違います。
      先生もお考えであります教育を中心とした町づくり、大賛成です。
      政治家はすぐに成果を求め、成果のはかりやすい目標設定をします。
      政治は完全に成果主義です。(イメージですが・・・)

      教育はそうであってほしくない。子どもたちの成長は決して数値だけではあらわれない。でも、そういった市民の未来をつくる、あらわれにくいことを地道に積み上げいくことこそ「市民主体のやさしさと活力あふれる“健幸のまち”」だと信じています。

      先生ぜひ頑張ってください。

  3. ミサパパ's Gravatar ミサパパ
    2015年10月27日 - 7:34 AM | Permalink

    そんなこと言ったら又大きなアドバルーンを上げますよ。いつの間にか手を離して知らぬ顔ですけど。高師浜のスイートはどうなったのでしょう。今となっては名称すら思い出せません。大きなことを言って出来たためしがない、議会もチェック機関として働かない。税金は無駄に使い放題。責任は誰もとらない。いい町ですね。

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