富士海岸~清水港へ・・・泉州水防事務組合視察

10月14日~15日に泉州水防事務組合の視察に行きました。この事務組合は水害に対応すべく堺市・高石市・泉大津市・忠岡町で構成しています。昭和25年のジェーン台風をきっかけにして同年に出来た水害予防組合を基礎として昭和34年に事務組合が設立されました。しかし、東日本大震災を経た今となっては3市1町での組合で対応できるとは考えにくく、もっと広域での対応が必要だと私は考えています。以下の通り、議会でも発言しています。

任期中、最後の議会~泉州水防議会

さて、今回の視察ですが、初日は富士海岸の海岸保全事業と沼津港の大型展望水門「びゅうお」へ。2日目は清水港の視察でした。

富士海岸ではかつて13メートルの堤防があったにも関わらず昭和41年の台風で死者13名、家屋51棟の被害があり、昭和54年、平成8年の台風でも貨物船が打ち上げられたり堤防が浸食されたり、ということがあり、現在は17メートルの堤防が整備されている、ということでした。

沼津港の水門は本当に巨大なもので、直下型の地震による衝撃が加わると自動で閉鎖される施設です。水門全体で43億円が使われ、そのうち4億円で沼津市によって展望台が整備されたそうです。年間10万人が訪れる観光施設にもなっている、ということでした。

清水港の防災ステーションでも地震を感知すると自動で閉鎖される水門や陸閘の説明を伺い、実際に遠隔操作で作動する陸閘をみせて頂きました。

いずれの場所も東海地震に備えての対策が早くからとられており、設備も災害に対する検討状況も進んでいるのですが、東日本大震災を受けた被害想定の見直しに伴い、設備の更なる更新や津波避難に対応する施策の見直しが迫られいるとのことでした。特に三連動地震による津波の襲来までの想定時間は僅か3分!ということで、津波避難タワーが数多く必要となっています。

泉州水防管内では津波到達までおよそ100分はあると言われています。臨海地域に危険物を取り扱う企業が多くあることも踏まえ、わたしたちは水平避難、すなわち出来るだけ東へ避難することが必要です。清水港では危険物のタンクのうち数基が地中に埋め込まれていました。津波被害を軽減させるためにも地中化は必要ではないか、と同行した他市の議員とも話をしていました。いろいろと勉強になった視察でした。

 

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