大阪府高石市 市議会議員 山敷めぐみ

山敷めぐみ(高石市議会議員)

補正予算に修正案を提出しました

2015年06月18日

今回の補正予算には不要だと思うものが多く組み込まれていました。

ひとつはブログでもご紹介した、教育委員会での議決も経ていない図書館運営の民間委託のための選定委員会予算。そして、個人情報保護の観点からずっと反対しているスマートウェルネスシティ計画の健康ポイント事業予算。さらに南海中央線(せせらぎの道)を北進させるための3億円を超える予算。そのお金があれば市民のニーズにどれだけこたえられるか…。

また、ブランド戦略の一環で羽衣バスターミナルの移転が計画されていましたが、今回なぜか高師浜に新たにバスターミナルを作り中小企業の社員を送迎する社会実験に市税875万7000円をつぎ込む、という予算が。羽衣のバスターミナルは動かさない、とのこと。それはそれで意味があることかも知れませんが、それならブランド戦略そのものを一から見直し、PDCAサイクルのCのチェック機能を働かせ、その上で新たな計画を出すべきです。

そして何よりも納得できないのが、国から厚生労働省の役人を900万円以上の市民の税金で招き地域包括ケアシステムの構築を担ってもらうという予算。副市長も同じですが、今回の方も2年間の期限付き。本来、このような業務は庁内の職員が担うべきです。庁内の人材は勿論、地域の人材、それぞれの地域の特徴、歴史などは一朝一夕で理解できるものではありません。今までに積み重ねてきた経験と、これからも地域を担うという責任感が必要です。

市長には、自分の部下である職員をもっと信頼し、地域のコーディネート役として十分に力を発揮できるよう経験を積ませ、地域に根差した活動ができるようにすることが市民の安心にもつながることをご理解頂きたいと思います。

上記の5つの予算を削除した補正予算は、結局提出者(共産党の出川・明石、クリア高石の寺島各議員と山敷)の賛成だけだったので否決され、ほかの議員が全て賛成に挙手された原案が可決されました。

明日(もう今日になってしまいました(^_^;)が…)は議案の採決と一般質問です。本会議場で行うので、是非傍聴にお越しください!

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