大阪府高石市 市議会議員 山敷めぐみ

山敷めぐみ(高石市議会議員)

教育委員会12月定例会傍聴

2013年12月11日

本日、教育委員会12月定例会を傍聴しました。 議案第1号は平成26年度高石市立小中学校教職員人事基本方針及び取扱い上の注意事項の策定について。今回から新たに「学校長の魅力ある学校づくりの推進と若手教職員の学校運営の参画を促進する等、教職員の意欲の向上を図る人事を推進すること」という項目が加わったそうです。 これは、大阪府立の学校では数年前から始まっている「Tryシステム」の小中学校版らしく、校長が重視する学校運営上の項目を明らかにし、その分野が得意な教員が手を挙げる方式です。高校ではたとえば「英語の授業を全て英語で出来る教員募集」などという募集に対し、教員が応募する、という具合でした。高石市では今後、どのようなことになっていくのでしょうか。教育委員からは「学校間格差が広がらないよう配慮を」という意見が出ていて、尤もだと思いました。 さらに議案2号では平成26年度全国学力・学習状況調査への参加についてが諮られ、今年度と同様に学校別成績は公表せず、結果についての分析に力を入れるということで承認されました。 報道等で明らかになっていますが、来年度の調査からは市町村教育委員会の判断で学校別の成績の公表も可能となっています。私は不必要だと考えています。高石市教育委員会事務局の原案も「従来通り」でしたし、教育委員のご意見も同様でしたので安心しました。成績を上げることが教育の目的ではありません。教育基本法の第1条「教育は人格の完成を目指す」ことが目的なのです。 その観点から考えて、市内の中学校で教員による暴言などの行き過ぎた指導について、教育委員会でも存在を認めたうえで対処をされていることは注目しなければなりません。前回の定例会で一人の教育委員より問題提起がなされたことについて、教育委員会事務局としても調査し対処を始めているようです。 教育基本法第9条「教員は、自己の崇高な使命を深く自覚し、絶えず研究と修養に励み、その職責の遂行に努めなければならない」の実践を強く求めたいと思います。 次回定例会は1月9日10時半~ということです。
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